2009年 06月 09日
フードバレー
簡単に申し上げれば、食品・農業・健康をテーマとした専門知識の集積地。
ハイテク、IT産業の集積地がシリコンバレーなら、
食品・農業・健康をテーマとした専門知識の集積地は「フードバレー」分かりやすい。
「フードバレー」として有名なのは、オランダのワーヘニンゲン市にある「フードバレー」。
ココには地元のワーヘニンゲン大学を中心に、食品大手のハインツや
日本のキッコーマンや伊藤園まで進出するとともにベンチャー企業
1400社以上の研究機関がひしめいているという。
オランダは食料自給率が60%程度ながら、酪農を中心に輸出すべき
農業から農産加工、食品産業までの育成を産官学共同で対応できる
仕組みをフードバレーに生かしている。
これ、まさに日本が国家的なプロジェクトでやらなきゃならないのではと思う。
食品の安全に対する意識は高いし、分析能力は高いし、
発酵を中心に伝統的な食品産業のノウハウからバイオまで、
また高い収穫量を実現できる農業環境技術など
幅広いポテンシャリティーを持っている。
おまけに日本は長寿世界一!
ただ、日本の食品産業は超大手から零細企業まで
その階層構造が多岐にわたっているのも現実。
小さい伝統的な企業でも素晴らしいノウハウやアイデアを
持っていても、色々な専門家の連携プレーがあれば
素晴らしい形になって、人々の役に立つのになあと思うことが多い。
どうしても、規模の大きいところがそのアイデアを摘み取ってしまう。
これが地域における農業から特色のある商品開発に進まない原因のひとつかもしれない。
細かい食品の表示ひとつとっても津々浦々の零細業者がついていくのも大変。
そんな時に各地に小規模なフードビレッジみたいな集積があって、
それを補完するような形で各都道府県にひとつくらいフードバレーみたいな
ものがあればともうここ10年近くずっと思っている。
不老長寿共楽共生パーク構想なるA4 5枚程度の構想を書いたものを
あちこちに送り続けているが、孵化する兆しは今のところない(笑)
そこには、研究機構棟があり、そこの研究内容を市民レベルに解説するセミナー棟があり、
食養改善・リラックス実践指導棟があり、五感実践パーク((パーク敷地に五感を実体験できる
施設を有機的に配置した公園)があり、食品専門店・飲食店モール(食養研究を生かした料理・
飲料が楽しめ購入できる施設)があり、不老長寿健康ライブラリー、事業インキュベーター、
事務処理棟が幾何学模様的に配置されている。
まあ、考えも大きいし、中身もまだまだの部分で、雲を掴むような部分があるのかも
しれないが、考えの方向性としては間違っていないと今でも思っている(ペコリ)
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