陶山訥庵のイノシシ退治

陶山訥庵(すやまとつあん)と聞いてピンと来られる方はさすがです。

この陶山訥庵(すやまとつあん)さん、江戸時代の対馬藩(長崎県対馬)の郡奉行

彼が行なったイノシシ退治は現在にも伝えられる有名な話。

時は1700年頃、対馬の島民2万人に対してなんとイノシシが8万頭(驚)

島民:イノシシ=1:4 島民にとっては誰でもわかる劣勢。

何せ駆除しても春には子どもが生まれて、
秋には仕返しにくるというから手に負えない厄介モノ!

今も同じで、おいしいもの見つけ隊でご縁のある農家さんに伺うと
黒豆全滅、ブルーベリー全滅、さつまいも大好物…(泣)

イノシシって結構おいしいもの食べているんですよね!

だとすればイノシシ肉はうまいに違いない!瀬戸内の海老を食べている鯛がうまいのと同じ(笑)

武雄市はそのイノシシ肉を特産物にされるとはさすが!
この場合は一石二鳥ならぬ一石二猪なのかなあ…

さて話題をもとに戻すと、そこで手をこまねいていなかったのが陶山訥庵(すやまとつあん)さん

島を北から9分割して、東西に大きな柵を打つ。

その柵の中をさらに内柵で細かく分断し、まずは内柵のイノシシを壊滅。

この方法を根気よく繰り返し、1年で最初の大きな柵のイノシシを全滅。

2年目は次の大きな柵を東西に打ち、同じく内柵で囲んだなかのイノシシを全滅。

これを繰り返して9年で8万頭のイノシシを全滅。
 
大きな目標もまずは細分化してそこで目的を達成する!
 
狭いエリアでNO.1をとって勢力を拡大していくランチェスター理論の話の際に
よく登場する、陶山訥庵(すやまとつあん)のイノシシ退治の話でした(ペコリ)

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by mitsuketai | 2009-11-25 20:45 | ビジネス