2009年 11月 25日
陶山訥庵のイノシシ退治
この陶山訥庵(すやまとつあん)さん、江戸時代の対馬藩(長崎県対馬)の郡奉行
彼が行なったイノシシ退治は現在にも伝えられる有名な話。
時は1700年頃、対馬の島民2万人に対してなんとイノシシが8万頭(驚)
島民:イノシシ=1:4 島民にとっては誰でもわかる劣勢。
何せ駆除しても春には子どもが生まれて、
秋には仕返しにくるというから手に負えない厄介モノ!
今も同じで、おいしいもの見つけ隊でご縁のある農家さんに伺うと
黒豆全滅、ブルーベリー全滅、さつまいも大好物…(泣)
イノシシって結構おいしいもの食べているんですよね!
だとすればイノシシ肉はうまいに違いない!瀬戸内の海老を食べている鯛がうまいのと同じ(笑)
武雄市はそのイノシシ肉を特産物にされるとはさすが!
この場合は一石二鳥ならぬ一石二猪なのかなあ…
さて話題をもとに戻すと、そこで手をこまねいていなかったのが陶山訥庵(すやまとつあん)さん
島を北から9分割して、東西に大きな柵を打つ。
その柵の中をさらに内柵で細かく分断し、まずは内柵のイノシシを壊滅。
この方法を根気よく繰り返し、1年で最初の大きな柵のイノシシを全滅。
2年目は次の大きな柵を東西に打ち、同じく内柵で囲んだなかのイノシシを全滅。
これを繰り返して9年で8万頭のイノシシを全滅。
大きな目標もまずは細分化してそこで目的を達成する!
狭いエリアでNO.1をとって勢力を拡大していくランチェスター理論の話の際に
よく登場する、陶山訥庵(すやまとつあん)のイノシシ退治の話でした(ペコリ)
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