2010年 01月 13日
♪昨日生まれた豚の子が…
昨日生まれた豚の子が
蜂に刺されて名誉の戦死
豚の遺骨はいつ帰る
四月八日の朝帰る
豚のかあさん
かなしかろ
昨日生まれた蜂の子が
豚に踏まれて名誉の戦死
蜂の遺骨はいつ帰る
四月八日の朝帰る
蜂のかあさん
かなしかろ
昨日生れたタコの子が
タマに当たって名誉の戦死
タコの遺骨はいつ帰る
骨がないから帰れない
タコの母さん悲しかろ
湖畔の宿の曲に合わせて歌う替え歌で戦時中から終戦後流行ったとか
うちの母親が香川の屋島に家族で疎開した時に
親戚のいとこがよく歌っていたとか…
先ほどの♪昨日生まれた豚の子が…
調べてみると、実は反戦の替え歌だったとか
当時、戦死者の遺骨の多くは帰らず、桐の箱に石ころだけが
遺骨の代わりに入っていたそうです。
赤紙ひとつで戦争に駆り出され、戦死して遺骨すら帰ってこない。
そんな恨めしさを替え歌にしていたのです。
替え歌を作ったのは誰だ!ということで当時の特高警察も
さんざん調べたあげく、作者は分からなかったとか…
我々も含め、戦争を知らない世代にとっては伝え聞いてきた
戦争の悲惨さも今年成人を迎える世代にとっては薄れてきます。
改めて、平和の大切さ、先人の犠牲のもと、今の大切さを噛み締めたい(ペコリ