2010年 06月 21日
デフレの正体
この帯カバーに食指が動き、発売日と同時に旭屋書店の本店で見つけ、早速購入。
ところがこの本、読むのには骨が折れました(苦笑)
僕の知的レベルでは、しっかり読み込むには
繰り返し何回も読む必要があります。
まあ、それはさておき、僕なりに理解した
デフレの正体のメカニズムは…
経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、
つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減。
戦後、未曾有の経済発展を支えてきた団塊世代の一次退職
⇒彼らの年収の減少⇒彼らの消費の衰退⇒内需対応産業の一層の供給過剰感
⇒内需対応産業の商品・サービスの値崩れ⇒内需対応産業の採算悪化
⇒内需対応産業の採用抑制・人件費抑制⇒内需の一層の減退…
これが内需経済縮小のスパイラル構造
1996年から2006年の10年間に一部上場製造業における
従業員数は20%、人件費総額が14%減少。
この人件費の減少はそのまま内需の減退につながると同時に、
一体どこに消えてしまったのか…
新聞やニュースなど巷で言われていることって一体?
こういう流れを解説してくれている点はまさに目からウロコであり、
説得力もあります。
何事もまずは、問題点とその原因をしっかり把握することは大事です。
そういう意味でも、ご興味のある方にはぜひご一読をおススメします。
この本を読んで感じたことは結構ありますが、
それは次に譲らないと、長々と書いてしまいそうなので…(ペコリ