元気な高齢者、女性の活用による労働力確保!

『デフレの正体』を読んで④  

経済を動かしているのは、景気の波ではなく人口の波、 
つまり生産年齢人口=現役世代の数の増減。
 
消費性向の高い現役世代の収入減少。
 
前回は貯蓄を持つ高齢者が持っている医療、年金、介護に
対する不安を払拭することによって、貯蓄や投資に回っている
資金を消費、つまり内需拡大に振り向けてもらう。

その際、よく議論されるのが少子高齢化による労働人口の減少。

そこでもたげてくるのが、移民による外国人労働者の受け入れ。

そんな議論にはチョット待った!
 
元気な高齢者や子育ての終わった女性の職場復帰。

しかも短期時間をワークシェアリングする仕組みも作る。

専業主婦、ワーキングママのいずれも自由に、随時選択できる。
 
母親とのスキンシップが大事な幼児期は母子の時間を確保し、
子育てが一段落した時には、地域や学校で子供を育てる。

もちろん託児所や保育所も充実させる。
 
教育も親の経済状態じゃなく、意欲ある者はいくらでもステップアップできる。
 
芸術や職人、農業や漁業に進む者にもしっかり職業教育もする。
 
こういう仕組みができれば、潜在雇用力も生かせるし、
子ども手当て、高校の授業料無償化なんて必要性が低くなってくる。

子ども手当てもらえるものはもらっておくというのが本音であって、
それよりも子育て支援環境の充実の方がよほど効果的。
by mitsuketai | 2010-06-28 06:58 | ウラを読み解く?