2010年 07月 14日
忙しい人のためのドラッカー入門!
その最右翼はこの本だと思いますが…
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
ドラッカーって名前は聞いたことはあるけれど、イマイチ難しそう…
そんなことを考えていたら、こんな本に出会いました!
[新版]ドラッカーの実践経営哲学 (PHPビジネス新書)
ドラッカーの多くの著作からエッセンスを選び、解説しているので分かりやすい!
この本を読んでから、ドラッカーの著作を読みこなすのもひとつの方法かもしれない。
経営に必要なものはイノベーション(技術革新)とマーケティング(売れるしくみ)
不景気なのは、売れないものをせっせと作って、供給過剰になって在庫過多が大きな原因。
供給過剰が全てと言っても過言じゃないかも…
お客様が誰であるか?求めているものを開発しているか、
売れるしくみを考えず、むやみに作って押し付けていないか…
売れるしくみを作ってから、そのお客をよく観察して売れるものを開発する。
これがまさにイノベーション(技術革新)とマーケティング(売れるしくみ)
右肩上がりの高度成長時代の供給不足の考えが陳腐化しているから
やみくもに作っても売れないのは当然。
もはや、政府が景気刺激策を発動して、景気を動かす時代じゃない!
個々の企業や経営者から従業員に至るまで、イノベーション(技術革新)と
マーケティング(売れるしくみ)を考え、コツコツと上げた実績の集積が景気回復に…
この本を読んで、何となく現在の世の中のしくみ全体が制度疲労しているにも関わらず、
大半の人間が未だに過去の幻影と半ばあきらめムードの希望的観測に浸っていることに
気づかないことに危険を感じる。
もはや、過去の経験則は通じない!
過去の実績や経験ばかりをひけらかす人間には未来はない(苦笑)
龍馬がもし生きていたら、まさにせんたくし候となるのかもしれない(ペコリ)