2010年 12月 31日
まさに『激』の1年でした。
年初から真夏にかけて、4年5ヶ月の介護に及んだ父親の死去を
挟んで、家族や身の回りで相次いで病人が発生しました。
まさか!そして一歩対応を誤ると、生命の危険にも及ぶほど…
病院への対応、その他の対応で9月くらいまでは気の休まることなく…
猛暑も身体にはヒシヒシと伝わってきましたが、ひとつづつ目の前の
出来事を解決していくことに全力を尽くしていきました。
おかげさまで、各々、医療関係者もびっくりするくらいに回復していただいたのでホット!
ところが息つく暇もなく、今度は急な仕事が舞い込んできます。
11月に発売したい商品があるが、どこに頼んでも商品開発を断られる。
ある関係者から何とかしてほしいというお困りのご依頼があったのが9月下旬
誰かがお困りのことを解決してさせていただくのも仕事の使命かも…
ところが、ある意味、誰が考えてもお断りする依頼をお受けしたことが大変のはじまり。
ネットワークを駆使して対応するも、時間がない!
関係先を1ヶ所づつ説得してお願いするのに時間と神経をすり減らす毎日。
おまけに依頼される方々は食品関係にはほとんど素人と申し上げても過言がないくらい。
お受けしたら最後(苦笑)、素人さんゆえの無理難題をいとも簡単に要求されてくる。
正直、何で僕がこんな苦労をせなあかんのや!と憤りの毎日でした。
元来、最低半年はかかる試作からラインテスト、試験、パッケージまで開発を
実質、1ヶ月半でこなさなければならない厳しいハードル!
しかも添加物を使用せず、個性あふれる原材料の微妙なさじ加減を安定化させる苦難。
文献を調べ、現場で試行錯誤するも、そんな製品はできる数量が限られる。
おまけにスケジュールの段取りまでしないと、何も動かないのに、期限とコストだけは押し付けられる始末。
その間、相手先とはバトルの連続(苦笑)、受けた以上、安易な妥協はできず、
相手にも理解してもらうことはきっちり言い、ここまでくると半ばゼニカネの問題より意地の問題。
商品開発を安易にできると思っている担当者に、きっちりと仕上げた上で、頭をガツンとやるくらいでの気持ちを胸に…
その製品、12月初旬から店頭に並べると、あっという間に売り切れだとか…
その話をどこで聞きつけてこられるのか分からないが、ここ最近、色々なルートから
ダイレクトに僕自身のところにお話が飛び込んできます。
守秘義務の関係上、具体的な商品名や関係先はオブラートに包むような表現しかできませんが、
ようやくひと息つけたのは昨日の12月30日、気がつけば、今年ももうあと1日。
来年に向けて、持ち込まれた案件が解決の順番を待っています。
ただし、これからは相手の人間性を見て、誰からのご依頼であろうと
お断りするところはきっぱりお断りしていくことにしています。
それにしても、うれしいのやら、ありがたいのやら、しんどいのやら…
ここまで激動の1年、むろん助けていただいた方々もたくさんいらっしゃいます。
この場を借りて御礼を申し上げるとともに、一生懸命努力なさっている皆さんの
来年ますますのご多幸をお祈り申し上げます。
安易にモノゴトを考えておられる方、人の揚げ足を引っ張る方々はそれなりに…(ニヤリ)