WBGTと熱中症予防と節電

先日、労働基準監督署へ労働災害に関する講習会に行ってきました。 

なかなか時間は取れないのですが、何かきらりと光る、得るものはあるものです. 

今回は特に、これからのシーズンのテーマである熱中症に関する話題です。

そこでのキーワードがWBGT!

WBGT=暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)…ココをクリックいただければ説明があります。

ひょっとして何かの試験に出るといけないので、きちんとした定義を示します(苦笑)

WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを
取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算した指数。
 
まあ、一般的にはこの暑さ指数に応じて、熱中症に対する予防対策を
講じることが大切なのです。 
 
環境省の熱中症予防情報サイトに詳しい情報が掲載されています。
 
環境省熱中症予防情報サイトはココをクリック!
 
このサイトには各地の暑さ指数の予報や指数に
応じた行動指針が示されています。

今年は震災や福島原発の問題で節電が求められています。
 
難しい面もあるのでしょうが、電力会社も緻密なシュミレーションはなかなかできていないような感じ…

でも節電ばかりが先走りして、高齢者や子どもを中心に熱中症で命を落としては
本末転倒になりかねません。

被災地においては仮設住宅や避難所の熱中症対策が果たして準備されているかどうか?

特に製造現場は夏場高温で大変な環境で日夜作業されていて、頭の下がる思いです。

節電+WBGT+熱中症予防対策、クールビズもこの視点に対する配慮が足りないように思います。

一律28℃の温度設定もWBGTの視点を生かすかどうかで臨機応変に対応する必要があります。

環境省もこんな素晴らしいサイトをもっと生かすべきでしょう。

日本気象協会のサイトでは携帯型熱中症計も購入することができます。

WBGTの予報、現場での測定、日頃からの予防対策、万が一の行動指針…

備えあれば憂いなし!熱中症になってからでは、暑さが本番を迎えてからでは遅い!

電力会社も市民に節電を要請するなら、これくらいのことも考え、呼びかけるべき。

未だにお上意識、上から目線を感じる独占企業の横柄さを感じるのは僕だけだろうか(ピシャリ)

最後に、節電に協力して、どうしても熱中症になりそうになったら、電力会社の本社に
行って、熱中症にならないように助けを求めましょう(笑)

でも、電力会社も国民に節電を呼びかけている以上、社長室も含め、絶対28℃を
守っていますから、涼むことは期待してもムダかもしれませんが…(ニヤリ)
by mitsuketai | 2011-06-23 19:54 | 社会問題