2011年 07月 05日
大岡越前守と守道有天知
ビデオに録画して視ることがあります。
日々仕事に追われ、毎晩午前様になるくらいまで翌日の仕事の
資料の下ごしらえをこなして何とか日々を過ごしているのが現状。
週末、もちろん溜まった仕事もこなしながら、合間をみて
ブログのネタ作りと並行して、溜まったビデオを見ています。
※画像はTBSチャンネルのホームページから拝借
奉行所に掲げてある額の言葉もかっこいい!
守道有天知
読みは…道(みち)を守(まも)れば天(てん)の知(し)る有(あ)り
意味は…人として人たる道さえ守れば天が知る、故に幸福が報いてくる。
それにしても、加藤剛の大岡越前はかっこいい!
知恵を使い、真の悪党を捕まえ、弱者に対する人情裁き。
しかもよく見ていると、当時の法律である御定法を破ることなく
しっかり、うまく解釈している。
まあ1時間ドラマの設定では当然なのですが、あくせく結論を急ぐことなく、
しかも最後にはめでたし、めでたし!
先日も庶民の病気を無料で診る小石川療養所の定員問題。
収容人数150名にしたいが、そのためには幕府の出費が800両になる。
そこを大岡越前は140名にして790両で幕府に申請する。
結果的にはどうなったか?
合計で840両あまりを幕府に認めさせることに成功。
ドラマでは詳しいくだりはないが、最初からその目論見であったのでは…
なぜ、こんなことを申し上げたのか…
政治家や官僚の中には未だに私利私欲に血税を使っている御仁はゼロではないはず。
一方でしっかりと市民の福祉や生活向上第一に考えておられる行政マンもいらっしゃるはず。
そのために使うのが知恵。まさに、守道有天知
本当に必要なところに、声高に叫ぶことができない弱者に代わって絞るのが知恵。
国民の血税から搾り取る、悪巧みは悪知恵(笑)
法律の解釈もさじひとつで良薬にもなれば、毒にもなる!
いつも加藤剛の大岡越前に爽快感を感じるのは、
あまりにも世の中にかけている何かを求めているからだろうか…(ペコリ)