手配業務はキャッチャーと同じ!

サービス産業はともかく、商品を売買して売上を上げるビジネスにおいて
意外や意外に大事なのが、モノづくり部門と営業部隊の間に立って
手配業務を行う業務部門であることはいうまでもないが…

モノをタイムリーに供給できなければ営業部隊も活動できない!
 
モノが供給できても営業部隊にその気がなければ在庫の山! 
 
今日言って明日すぐ用意するなんてことは、メーカーで工程というものに
携わった者でなくても、ナンセンス、非効率、コストアップの要因、ひいては
不良品の発生につながることは自ずと理解できることである。

資材、原料の手配から人のやりくりまで…1つのモノには実に多くの工程と人の関わりがある!
 
営業部隊から情報が来ないからほったらかし!
 
日々の動きや年間の実績、営業部隊との会議、ここから何も感じなかったら
もはや、手配業務としての職責を果たしていない。
 
口を酸っぱく周りから注意されているにも関わらず、同じ失敗を繰り返し、
そのツケを周囲に押し付けたり、弱いものイジメをするとしたら
その担当者は職責を果たしていないし、失格である!
 
僕がその立場で同じようなことを幾度となく、繰り返していたら進退伺いを出すし、
まったく同じ失敗を3回する者が下にいれば、引導を渡す(苦笑)
 
よく手配業務の担当者は野球のキャッチャーに例えられる。
 
キャッチャーはあちこちに目配り、気配りしなければならないし、
ピッチャーが打たれると叱られるのはキャッチャー!
 
時には嫌われても、チームの勝利のためには苦言も呈しなければならない。

実際、割の合わない、きちんとして当たり前、少しでも失敗したらお叱りを受ける!

それでも、ありがとう!おかげで助かった!この感謝のひと言に喜びを感じなければならない因果。
 
それでも周りは見ているもので、自分を捨てて、周りのために頑張っていると
何とか助けようとチーム全体が助けてくれる。
 
一生懸命、誠心誠意努力していることが伝われば、営業部隊も信頼して
納期の調整に協力してくれるし、製造部隊も何とか納期を短くしようと
努力できるはずである。
 
いつ入ってくるか、いつまで続くか分からない注文に工程を開けておいて、
即座に応じる都合のいいメーカーなんてとてもないし、長続きする供給体制なんてできない!
 
手配業務に携わる者は、前もって手配を行い、需給が引き締まってきたら
敏感に撤収を図って、製品や資材の在庫を調整するために、神経質になる
くらいの気持ちで取り組む気概をもたないといけない。
 
営業してくれる者にも、製造・供給してくれる者にも気持ちよくできるように…
 
その反対に相手を怒らせるようなら、問題外!

最近、あちこちでいい加減な態度で仕事をしている輩が多く、
真面目に取り組んでいる人間が迷惑しているのでカツ!を入れたい(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-08-31 20:49 | ひと言 言わせてもらおう!