脂モノを摂り過ぎると、脳の働きが鈍る?

先日2月14日 朝のNHKおはよう日本で特集コーナーで
勝負に勝つ!“受験ごはん”の特集が組まれていました。

アスリートの栄養指導もされている管理栄養士の先生の話は説得力がありました。

その中で、ゲン担ぎでよく食べられる『カツ』は栄養学的にみてどうか?という質疑応答が…

以下、放送内容を記載したホームページから抜粋しますと…

前日の夜に食べるのは、栄養学的には良いか、悪いか、どちらだと思いますか?

「試験前夜にトンカツを食べるのは、あまりおすすめできません!」

「その理由は、たっぷり含まれる油。

栄養学の研究から、胃にとどまる時間が極端に長く、その分、脳に血液が回りにくくなることがわかりました。」

「たとえば、ご飯の場合には、100グラムで約2時間15分、玉子焼きの場合には、約2時間45分とどまります。

ところが、ロースカツの場合には、だいたいバター50グラムの脂がとれますが、なんと12時間も胃にとどまっているのです。」


結論は脂モノは胃にとどまる時間がなく、消化のために胃に血液が必要とされるため、
その分、脳に血液が回らなくなるということなのです。
 
今、私はまさにこの理屈、自分の身をもって体感しています。

一昨年の食道ガンの手術で、食道のかなりの部分を切除し、食道と胃の接合部に患部があったため
胃も3分の1以上切除して、さらに残った胃の部分を細くして、食道を代替するようになっています。

そうすると、胃のボリュームは健常者の方に比べて、相当小さくなっています。

胃で消化する能力が極端に下がるので、主治医の先生からは“食事はよく噛み噛みして、口で咀嚼!”と
言われています。

最初の頃は忠実に守っていたのですが、最近慣れてくると、以前のようについパクパクっと…(苦笑)

まあ、和食や生野菜、刺身や焼き魚や煮魚などはいいのですが、天ぷらは胃にこたえます。

まあ、牛肉もモリモリ食べたいのですが、いいお肉を少しならなぜかすうっと対応できますが(笑)
やはり、天ぷらは一番、身にこたえます。

脂モノを摂り過ぎると、脳の働きが鈍る?_e0009772_17394933.jpg


食べている時はおいしくパクパクなんですが、食べたあと苦しく、そのあと睡魔が襲ってきます。

胃が脂を消化するため、しかも胃のサイズが小さく、早く消化していかないとつかえるため、
身体中の血液が胃の消化のために一斉に駆り出されると想像します。

となると、脳に行くべき血液が少なくなり、脳の働きが鈍くなって、ぐったり、眠たくなるのです。

これは食べすぎた時にも同じことが言えます。

眠たさと苦しさが同時に襲ってくるのです。

これも1時間ほど、ソファに横たわっていると、眠たさと苦しさはうそのようで、スッキリします。

ですから、脂ものの摂取は必然的に必要最小限にとどめるようになります。

おかげで体型はスリムそのもの、各種資格の証明書写真も更新して、以前の分と
見比べるとまるで別人みたいになります(笑)

そうでなくても、脳の働きが鈍いのに、脂ものを摂るとほとんど思考停止状態とは困ったもの!

話は戻りますが、脂モノを摂り過ぎると、脳の働きが鈍る!これはなるほど!なるほど!

ためしてガッテンなら、ガッテン!ガッテン!非常に説得力があるなあと朝から感心していました(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-02-16 17:40 | サイエンス