2013年 06月 13日
葛まんじゅうと水まんじゅうの違いって?
急に暑くなってくると、口あたりのさっぱりした、涼しげなものが恋しくなります。
葛まんじゅうに、水まんじゅうに、わらび餅、葛餅…
関西ではまあるいわらび餅、関東では四角い葛餅とか…
ところてんでも関西では黒蜜、関東では酢醤油とか地域差もあるようです。
ところで、最近ふと思ったのが、葛まんじゅうと水まんじゅうの違いって?
一見同じようにも見えます。
葛まんじゅうは、葛粉だけで生地を作り、水まんじゅうは、葛粉とわらび粉を混ぜて
生地を作るのがその違いだとあるサイトでは説明されていましたが…
厳密に言えば、この表現はある程度正しいとは思うのですが、
葛粉だけを使った純粋な葛まんじゅうや葛粉とわらび粉だけを使った
純粋な水まんじゅうは世間一般ではなかなかお目にかからないと思います。
街の和菓子屋さんで1個:150円前後では難しい!
でんぷんやゲル化剤や増粘多糖類を使ってコストを抑え、それなりの食感を出しているのも
葛まんじゅうとしてこの季節になると販売されているのでそれはそれとして仕方がないところかも…
またあえて葛まんじゅうと水まんじゅうの違いに固執することがナンセンスかもしれません。
しかしながら、なぜか気になるし、あえて何とか定義してみたくなるこの天邪鬼な性格(笑)
そこで私見として、あえて定義の規定に挑戦してみました。
①水まんじゅうと葛まんじゅうの差はあんこと生地の比率の違いにある。
透明感のある乳白色の部分が大きく、中のあん玉が小さいのが水まんじゅう。
中のあん玉が大きく、それをうす衣のようにすっきりとした透明感のある生地を
包んでいるのが葛まんじゅう。
②水まんじゅうの生地にはほんのりと甘涼しさを感じるピュアな純水を閉じ込めている感じがすること。
以前小浜で食べた富士屋の水まんじゅうや桔梗屋織居の水まんじゅうにはそれを感じます。
まあ、いずれにしてもどちらも美味しいので、いただけるものならどちらもありがたいなあ。
結局のところそれが最終結論みたいになってしまいました(ペコリ)