2014年 02月 13日
宝塚の歴史的建築遺産が消えてしまった!
その龍坊(ロンファン)は昨年12月に閉店してしまいましたが…
店舗として使用されていた趣きのあるツタのからまる洋館はどうなるのかなあ?と…
先週くらいから壁面に足場が組まれ、シートが掛かっていたので
外装修理か耐震工事でてっきり保存ありきが前提だと思っていたところが…
今日の昼頃、たまたま通りかかると…
無残にもあの面影がなく、ほとんど解体されていました(涙)
この建物はかつて宝塚歌劇記念館として使われていて、
実質、初代宝塚音楽学校として使われていた建物だとか…
建物の中には阪急の創始者 小林一三氏が利用していた
かつて西宮球場にあった貴賓室も移築されていました。
宝塚の歴史的建築遺産ともいうべき建物がガラガラと音を立てて崩されたような感じです。
かつての音楽学校は兵庫国体があった時、皇太子様を車で案内していた際、
兵庫県の井戸知事が歴史的遺産として保存すべきとの鶴のひと声で
宝塚文化創造館として、建物が残されています。
宝塚音楽学校の学生のためのすみれ寮が移転されてくるとか
再開発の話の一環として、どうやら解体があったようですが…
今年は宝塚歌劇100周年、宝塚市制60周年、手塚治虫記念館20周年!
新たな一歩を目指すのもいいですが、歴史を紡いでいた歴史的建築物を
次世代に遺していくのもひとつの考えだと思うのですが…
まあ、解体されてしまっては次世代に遺すという選択肢はもはやありません。
後は、阪急さんがどのように立派な施設を作られるのか?大いに期待したいと思っています(ペコリ)