2014年 05月 19日
実山椒の下処理
山椒の実、これは塩昆布を炊いたり、ちりめん山椒には欠かせないもの。
ところが年中必要な山椒の実はこの時期に下処理して1年間、冷凍保存しなければなりません。
買ってきた山椒の実
そのままでは軸や枝がついているので、はさみを使ったり、最後は手作業でもぎ取ったり…
そうして枝などから外した山椒の実をさっと水洗いして、
沸騰したたっぷりのお湯に塩をひとつまみ入れて30秒茹でます。
茹で終わったら1時間程度、水にさらします。
その間、15分に1回くらいさらし水を交換しながら…
最後はキッチンペーパー(ペーパータオル)で充分水切りしてから
パック袋(ジップロック)に入れて冷凍保存します。
これを1年、小分けに使っていくのです。
下処理って結構めんどくさい作業ですが、この時期ならではの仕事ですね!
ところで、以前、京都の佃煮メーカーの重役さんにお聞きした話ですが…
瓶詰のちりめん山椒に青カビが発生しているとのクレームがあったとか…
そのクレーム品を送ってもらって検査してみたら、青カビの正体はなんと…
お客様が緑色の山椒の実を青カビと間違えていたのです。
山椒の実と青カビの区別が見分けられず、何でもかんでもクレーム
いやはや困ったものです(ニヤリ)