2006年 02月 28日
武雄感動物語その5 日本一を食らう!美しい棚田風景
そう、山の斜面や谷間の傾斜地に、階段状に造られている水田のことです。
小さいものも含めると、千枚にも田んぼの数が達することから、
別名『千枚田』とも言われています。
また、『田毎(たごと)の月』という言葉も、実は、棚田の田んぼ1枚、1枚の
水面に写る月のことを言います。
『棚田百選』なるものがあり、全国に美しい棚田があります。
残念ながら、この棚田百選には含まれてませんが、互角に渡り合える資質を
持つのが、武雄市北部にある、若木地区の棚田です。
ここの風景はまさしくバルビゾン派の絵画にふさわしいものがあります。
おそらく、ミレーが武雄に生まれていたら、バルビゾン派ではなく、TAKEO派に
なっていたかもしれません(苦笑)
私は今回、この場所に立って、ビビッとくるものを感じました。
ここの土地には力があり、空気の中には気が満ちている感じが
ゾクゾクッとしてきました。
見晴らしも素晴らしいし、眼下の土地が霧で覆われるさまは何か
湯布院に相通ずるものがあるような感じがしてなりません。
それも、そのはず、湯布院の牛喰い絶叫大会のように、
地元特産の若楠ポークを焼いて食らう『日本一を食らう会』が
秋に開催されるそうです。
そして若楠ポークを頬張りながら、町づくり、村づくりを
語り合うそうです。
先日も、畏友 ひわたし啓祐さん主催 若木地区の講演会では
地域の皆さんから『安全・安心は消費者、生産者双方の顔が見えること』や
『なぜ、今農家がネット販売なのか!』というテーマで少しお話をさせて
いただきました。
その時の住民の皆さんの熱心なお姿!この皆さんの熱気が
棚田のお手入れを後押ししているような気がしてなりません!
今度は、ぜひとも、秋には、この棚田でできた米で、地域の皆さんと
若楠ポークを焼いて、食べてみたいと思っています。