美味しさも器次第…

皆さんもおいしいものの構成要素について考えたことが
おありだと思います。

一般的に、おいしさは五感で味わうといいます。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚そして何より大事な味覚!
また、一般にTPOと呼ばれる時、場所、タイミングも
あります。

ビールの旨さは風呂上りが一番、鮮度のいい魚はご当地!
恋人や親しき友人と食べるのが最高…

味覚はおいしさのかなり部分を占めますが、でも
100%じゃないんです。

そんな中で、先日日経MJで、コーヒーが売れるとんかつ店の
話が目に入ってきました。

詳しくはこの記事をご覧いただきたいのですが
美味しさも器次第…_e0009772_17373769.jpg

このとんかつ店の店主がデパートの陶磁器展で
味がまろやかになる器を見つけ、さっそく取り寄せて
実行したところ、大好評!

ここは推測ですが、おそらく器の遠赤外線効果が
コーヒーをまろやかにするのだろうと思います。

これを早速実行した店主もすごいが、おかげで
コーヒーがおいしいとんかつ屋として特色を出して
売り上げを上げていることも評価に値します!

そこで、ふと考えてみると、リーデルのワイングラスで
飲むワインは造詣の浅い隊長でもおいしいと感じるし、
バカラグラスで飲むオン・ザ・ロックはおいしい!

有田焼の器で食べる懐石料理はやはりおいしい!

そして器に適した盛り付けの料理はおいしいのです。

有田焼の陶芸作家の方にお伺いしたことがあるのですが
焼酎の器でも焼酎の香り、味わいをもっとも引き出す器が
あるとお伺いしました。

器の作家と料理人や生産者がコラボレーションすれば
おいしさは倍増、いや4倍増するかもしれませんね!
by mitsuketai | 2006-06-02 17:31 | ビジネス