2007年 05月 25日
年輪を重ねる…
ブログがご縁で親しくさせていただいている
佐賀県 武雄市の北方町商工会の光武さんが
ララフィールさんの黒髪バウムを送って下さいました。
ララフィールさんは同じ武雄市の山内町にある
行列のできるケーキ屋さんです。
その中でもララフィールさんの技術の高さを
舌で体感できるのが、この黒髪バウム
小麦粉・卵、砂糖、バターや黒米といった
素朴な原料しか使っていません。
ところが、このバウムクーヘンの味が素晴らしいのです。
ホント味は素朴ですが、コクがあって香りがあって
年輪を重ねた樹木の幹のように、幾重にも
重なった味わいを実感できます。
はしたない食べ方ですが、1枚1枚はがして
生地を食べると、おとなしい素朴な味わい。
これが年輪みたいに太くなった切り口を真正面から
ガブリと食べると、厚みのある、まったりした味わいになるので
これまた不思議なものです。
じっくり1枚づつ、まるで年月をかけるかのように
根気強く焼き上げないとこの職人技は実現できないと思います。
しかも黒米の香りとコクを出すとなればなおさら…
思わず武雄にある大楠の年輪を思い出してしまいます。
黒髪の里 山内町は地元にある黒髪山にちなんで
黒米を生かした食品を開発し、町おこしの成功例として
休日ともなると、近隣地域からお客様が殺到。
以前ご紹介した地産地消レストランのなな菜も山内町にあります。
光武さんに送っていただいて、黒髪バウムの凄さを実感するとともに、
あらためて北方、武雄、山内の食に対する実力の高さが分かりました。
素朴だけれど、内に秘めた情熱と実力の高さは
送っていただいた光武さんの姿に通じるなあと思っています。
光武さん、あらためてありがとう!黒髪バウムに乾杯!