2007年 08月 10日
コンビニの逆を考えよう!
長時間営業していて、最低限必要なものが揃っていて、欠品は無い…
色々なメリットがあると思います。
トヨタのカンバン方式のように、必要なものが必要な時に揃う!
まさしくジャスト・イン・タイム!
その陰では、時間が過ぎたものは廃棄する、欠品は許されず
欠品したメーカーはぺナルティーを取られる、売れ筋から外れると
返品を受けなければならない…便利の反対に大変な苦労もあります。
コレはコンビニのせいではなく、最終的には我々消費者が
便利を求め過ぎることにあるかもしれません…(困)
大手メーカーは対応できますが、中小のメーカーは対応できません。
その代わり、こだわった商品は数量に限りがあるため、コンビニや
全国規模のスーパー等での販売に限りがあります。
だからと言って、あきらめることはないと思います。
そういうこだわり商品は逆の発想をすれば、手に入りにくいのです。
品質にこだわって大量生産できないレアな商品は、必死さが
伝われば、数量限定や品切れがあってもお客様は待ってくれます。
ただし、意図的にやってしまうと、信用を落としますから…
ここはあくまで、分相応の対応を必死にすれば、理解してくれると思います。
銀座のあの空也最中などはその好例です!
大手メーカーと対抗したり、OEMを中心に製造していて、価格競争に
巻き込まれていると、コスト低減は品質に跳ね返ってきます。
品質的に劣ったものを販売していても維持費を稼ぐのが関の山で
ヘタをすれば、赤字の上塗りになっちゃう可能性だってあります。
ただ悲しいかな、いくらいい商品を開発したところで、
知ってもらわなければ意味はありません。
インターネットが普及しても、ただきれいなホームページを
作ってもなかなか成果が上らないのも現実です。
だからと言って、多額の宣伝費用をかけるわけにもいかないのも現実!
こだわり商品を製造する中小メーカーとそれを求める生活者との間には
なかなか乗り越えることのできないカベもあります。
しかしながら、こんな商品の情報をどうやって入手してきたのということもあります。
口コミであっても、そもそもオピニオンリーダーが気付かなくてはそこまで到達しません。
どうすれば、口コミのオピニオンリーダーの目に留まるのか?
商品のどこを、認知構造の段階にあわせてアピールすればいいのか?
きれいなホームページより泥臭いけれど(苦笑)シンプルなホームページの
方が成果をあげている場合もあります。
どうやら、そのあたりにヒントが隠されていて、コンビニのように
すぐ手に入らなくても納得させる仕組みの手がかりがあるかもしれません。
その仕組みがシンプルにできれば、もっと面白いことができると思います。