2008年 02月 05日
人間にしか出来ぬこと-JR高徳線 引田駅
先週 土曜日の朝日新聞夕刊のぷらっと沿線紀行の記事です。
祖父の故郷の駅で、墓参りに何回も通っている駅です。
以前は駅員も常駐していて、時間ギリギリに送っていただいた時に
特急列車も待っていてくれたこともありました。
それが今や無人駅で、朝夕に駅員がいる駅になってしまいました。
記事にもあるように、江戸時代はにぎわっていました。
何せ、瀬戸内航路でここ引田 馬宿の港を通って、淡路島を伝い、
天下の台所 大坂との間に物資が行き交いしてから、経済の
大動脈であった時代もあったのです。
寂れはしましたが、昔からこの地域の人々は往来する物資とともに
全国各地の味を体験していたと思います。
だから、人間にしか出来ない、かめびしの醤油や三谷製糖の
和三盆糖、そしてうまい魚があるのだと思います。
全国各地のおいしいものがある場所って、そういう歴史の重みがあります。
だからつくづく歴史の積み重ねって大きいなあと思います。