2008年 08月 04日
難しいのでは…
皆さん先刻ご承知のことと思いますが、あらためて
最高裁のホームページから抜粋した内容をご紹介すると…
平成16年5月21日「裁判員の参加する刑事裁判に関する法律」が
成立し,平成21年5月21日から裁判員制度が実施されます。
裁判員制度とは,国民のみなさんに裁判員として刑事裁判に参加してもらい,
被告人が有罪かどうか,有罪の場合どのような刑にするかを裁判官と
一緒に決めてもらう制度です。
裁判員制度に関連するする本もいくつか出ています。
そんな中で東大の山口 厚先生が一般市民向けに書かれた
岩波新書 刑法入門をパラパラとめくっていました。
やさしい語り口とは言え、内容は結構難しい!
刑法は身近な法律ですが、逆に人を裁くとなると様々な見地から
検討しなければならず、理論も結構複雑です。
しかも被告や被害者の将来を左右する判決に対して
難解な刑法理論を義務教育終了以上の一般市民に
理解して、判決に反映させるということにはいささか無理があると思います。
正直、僕にはあの難解な刑法理論を理解するのはまず無理(笑)
巷では裁判員制度の通知は“赤紙”とも言われているとか…
専門家としての優秀な法曹の養成と難解な判決文の平易化や
市民が法曹にアクセスしやすい仕組みづくり等他にいくらでも
方法があるように思います。
今からでも遅くはありません!
国民が不安に思っている制度は廃止した方がベターじゃないでしょうか!
いっそ、来るべき衆議院選挙に裁判官国民審査の横に裁判員制度は
可か不可かいずれに○を付けてもらって、民意を問いたらいかがでしょうか(ペコリ)