将の器、参謀の器

ブックファーストでこの本が平積みされていて、僕の眼に訴えていました(笑)

そして手にとって、とうとう買ってしまったのがこの本将の器、参謀の器
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正直読んでみて正解!この内容で1冊543円は得したかなあって…

タイトルからは武将の歴史モノと思いきや、これは立派なビジネス書!

ヘタな人事労務管理や動機付け理論の教科書を読むよりはずっと値打ちがあります。

この本を平面いっぱいに平積みしたブックファーストの店員の眼力恐るべし(笑)

将たる器とは、参謀たる器とは、前例をあえて打ち破る、時代の先をよみきる
4部構成で、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康や徳川吉宗、西郷隆盛などの
歴史上の人物の生き様に現代社会にも通じる問題解決のヒントが盛りだくさん!

そんな盛りだくさんの中から感銘を受けた内容の一端を紹介すると

労働に対するモチベーション(動機づけ)の3条件
①自分は何のためにこの仕事をしているか?
②自分のやった仕事はどれだけ組織あるいは社会に対して役に立ったのか?
③それに対して、組織はどういう評価をしてくれたのか?

言われてみればなるほど納得だが、上下を問わず、きちんとできているかどうかはなかなか!

反対にこれがきっちり全員に確認できている組織は素晴らしい業績を上げるはず!

信長に仕えていた秀吉がv中間管理職として、やる気のなかった指示待ち族の
職人や部下のモチベーションをこの3条件で見事高めたのが、あの有名な
墨俣の一夜城作戦!

このモチベーションの3条件は、経営学や労務管理論の書物では
よく出てくるハーバード大学のメーヨー教授のホーソン・リサーチの教訓と同じ。

名将と名参謀がいて、はじめて実現する徳川吉宗と大岡越前守
紀州徳川初代藩主の徳川頼宣を身をもって諌めた重臣 安藤直次との
名参謀なくして名将なしの関係…

読んでいて飽きが来ず、あっという間に読めて、その上勉強になる1冊!

夏休みボケの頭をブラッシュアップするにはいいかも…(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-08-19 22:45 | おススメ本