夢のようなスティール製の箱

こんな面白い文章を見つけました!

日本では、あらゆる最新の技術不必要と思われる知恵を駆使して製作された、
24時間使用可能で熱中症予防に対応できる水・スポーツドリンク・茶飲料(RTD-tea)が
購入できる、循環型社会の原点であった江戸時代の人が見たら夢のような
スティール製の箱
(○○○)が全国にくまなく設置されています。


(○○○)の部分はあえてこういう形にしてみましたが、皆さんこの部分にどんな言葉を入れますか?

答えは自販機です。

この文章は関西いや内外の紅茶ファンなら知らない人はいない
堂島 ムジカの主人 堀江さんがお客様に配るA4 1枚の文章の一節!
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この文章が冒頭の部分から述べられること自体、堀江さんらしい愉快な表現!

続く文章では、茶を商い、消費する者にとって、今大切なのは原点に立って、
製茶されたものを、茶葉を直接湯を沸かして消費
することに尽きます。


便利さゆえに、マスメディアが大量発信する幻想的なイメージに翻弄され、
必要以上に消費されるペットボトル入りの茶飲料その結果として発生する
空のペットボトルの山
とそのリユースに投じられる無駄なエネルギーを嘆いておられます。

そんな中で魔法瓶や1回使った空のペットボトルに自宅で淹れたお茶や紅茶を
詰めてくる人が増えてきたことや魔法瓶メーカーがサポーターになって
魔法瓶や容器を持参すれば本物のお茶を、安価で補給してもらえる給茶スポット

町のお茶屋さんが全国的に展開されたことに賢い消費者の気づきの芽生えを論じておられます。

ホントそうなんですよ!お茶は淹れるものであって、入れるものではありません!

便利さだけでペットボトルのお茶ばかりに頼らず、お茶を淹れる伝統文化を
大切にしなければならないと思いませんか?

お茶の葉っぱを一切購入しない!お茶を淹れたことがない…これは嘆かわしいこと!

急須やティーポットでお茶を淹れる、この当たり前のことを伝えていかなければ…
夢のようなスティール製の箱_e0009772_18304568.jpg

そして沸かした湯で茶葉から淹れたお茶を水筒に入れて持ち歩く水筒の文化!

水筒が魔法瓶になっても本質的には変わらず、使い捨てではない循環型!

自販機からペットボトルのお茶を買っても人間味というかヒューマンタッチが無い(苦笑)

ペットボトルの原材料である石油がなくなったら、缶の原材料である鉄やアルミがなくなったら
夢のようなスティール製の箱も見るも無残な残骸になってしまう(苦笑)

水筒や魔法瓶を持ち歩く、安価で特産のお茶や身体に優しい飲み物を補給してくれる仕組み!
これを比較的こじんまりとした地域で徹底的な実験してみてはいかがですか?

今のところはポツポツとある程度ですから、こういうのが街全体にあると
ウォーキングや観光は楽しくなるかもしれません!

それを全国いや世界レベルに広めれば、スゴイことになると思いますよ(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-08-23 18:30 | ウラを読み解く?