2008年 08月 26日
創業480年のブランド!
創業480年、京都御所、後陽成天皇、「着綿」 (きせわた) 、「薄氷」(うすらい)
尾形光琳、菓寮、文庫、おもかげ、PARIS、CAFE…
こういったキーワードでとらやをお思いつく方はなかなかの和菓子通!
今回はその虎屋の“変わらない心、あたらしい心”を徹底的に
解剖したのが川島容子さんの虎屋ブランド物語!
とらやといえば和菓子屋さんですが、その真髄はなんといっても羊羹(ようかん)
羊羹(ようかん)のとらや、とらやの羊羹(ようかん)
つまり小豆を中心とした文化というしっかりした変わらない、ぶれない軸を持ちながら
その文化を長く、広く世界までに広げる新しい心を持った永続的和菓子文化提案企業!
私がとらやの企業ドメインを定義するとしたらこんな感じかなあ…(ペコリ)
パリへの出店やTORAYA CAFEの新しい取り組みばかりに
目が行きますが、しっかりと軸の部分は変えないで、新たな取り組みの
枠組みに挑戦することで、更なる深化をさせるところがスゴイところ!
伝統は革新の連続である!とさらっと言ってのける(苦笑)
小豆あんとチョコレートを融合させたあんペーストなんて抜群のセンス!
伝統にしがみついていてもダメだし、かといって今までの伝統で培ってきたものを
無視して、全く新しいものに向かうのも衰退や失敗へとつながってしまう。
創業以来480年もの間、時代の流れをうまく乗り切ってきたとらや!
パッと咲いて散る夜空の花火より、派手さはないがコツコツとぶれない力強さ!
企業の寿命が短くなってきた今こそ、とらやに学ぶこと多し(ペコリ)