2008年 08月 31日
リーダーシップ・パイプライン!
中興の祖と言われる方が退いた途端に業績が落ち込むことがあります。
落ち込むだけならいい方で、つぶれてしまうことだってあります。
一方で創業者からの事業が長く続いている老舗や長寿企業もあります。
繁栄と衰退の分かれ目となるのが、創業者や中興の祖といわれる
リーダーの考え方や問題解決能力の根幹みたいなものを
うまく伝えることができているかどうかにかかっていると思います。
それをうまく言い表しているキーワードがリーダーシップ・パイプライン!
ココをクリックしていただくと、神戸大学の金井先生の詳しい解説があります。
ひとりのリーダーシップより、、だれもが自分なりにリーダーシップを
発揮できるように、組織の中で育てていくことが大事!
経験が7割、薫陶(力のあるひととの関係)が2割、研修や読書などの座学が1割!
だから立派な研修所や講師陣を揃えてもうまくいかない場合もあれば、
小規模ながら優れたリーダーの薫陶を受けて業績を上げておられるところも
存在する理由が少し分かったような気がします。
何事も経験するとしないとでは問題認識がまるで違う。
そこで行き詰った時にうける薫陶はリーダーが苦労して習得された成功のエッセンス!
それをどうすれば生かせることができるかのツールとしての研修や読書!
考えてみれば、名捕手 古田を育てた野村監督もリーダーシップ・パイプラインを実践(笑)
ところでよく考えてみて下さい!この考え方 ビジネスだけじゃありませんよね!
そうなんです!家庭教育にも同じことが言えると思います。
子どもに経験をさせるとともに、品格ある人間に育てるためには親の薫陶が大切!
さらにその上に勉強があるのです。
しかしながら、親自体から薫陶ってなあに?という状態のところもしばしば(笑)
最低限、人様に迷惑をかけない、あいさつをきちんとする、感謝の心を持つ!
これくらいは子どもに薫陶してほしいものです。
子どもができないとしたら、それは親に人としての薫陶を授ける資格がないんでしょうね(笑)