身近な原石を磨く!

となりの芝生、青い鳥…
人間っていうのはどうしても理想を外に求める傾向にあります。

理想を外に求めるのも必要な時もがありますが、
同時に必要なことは内にある資源を有効に利用すること!

最近、色々なところにお邪魔して、多くの方々とお話しする中で感じたこと!

企業体などにいえることは、赤字のタレ流しが長期間
続いているところは別として、事業が継続している証拠は
そこに顧客が支持している利点があるからなのです。

なかなか内にあることは当たり前と思っている場合が多いのですが、
傍から見ると、すごく魅力的に見えることがよくあります。

視点を変えてみると、相手の同じようなことで、自分にはないところが
理想的な形に見えるのです。

業績を回復させる場合、どうしても新規事業や新商品開発などに
注目が集まりますが、既存のロングセラー商品や仕組みを
少し見直すだけで効果が上がることがあります。

そのためにはどういう構成で業績が成り立っているかを
血液検査のように分析すれば見えてきます。

その方が投資も少なく、リスクも少なくて済む場合もあります。

十分体力がある場合は、大きな投資とリスクを背負ってもいいと思いますが、
それより既存の資源を見直すことで体力をつけて、勢いを出すことも
十分有効な施策ではないでしょうか!

勢いが出てくれば、慎重かつ大胆に改革の大ナタを振るうこともできますよね。

これは企業だけでなく、人間個人にも言えることだと思います。

弱点の補強も大事ながら、長所をさらに伸ばすことで勢いとやる気が生まれ、
弱点の補強にも前向きな機運が生まれ、克服できる確率が高まるのでは…

また得意な部分を伸ばし、苦手な部分は外部の専門家に任せるバランスも見えてきます。

磨けば光る原石を目利きし、磨き上げる!

混沌とした閉塞感漂う時代に、事態打開のために有効かなあと思います。

所詮、できないことを追っかけてはダメじゃないでしょうか(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-09-06 10:39 | ビジネス