不況の時に始めたビジネスは成功する!

不況の時に始めたビジネスは成功する!

この格言、阪急の創設者 小林一三翁の著書で読んだことがある。
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昭和不況の真っ只中に大衆相手に電鉄から流通、エンターテイメント事業までを
行う一大企業グループを作り上げただけに説得力がある。

不況の時にビジネスなり、経済活動をしようとすると、資金も潤沢にないし、
無駄なことは戒めようと、シビアに計画を練ることになる。

当然、売上予測も希望的観測でやっていると、たちまち資金繰りに行き詰るので、
確実な売上予測を行うし、その売上予測に応じて経費も切り詰める。

それだけに不況の時に計画したビジネスには確実性があるし、
バブルだ、好景気だといったことに左右されないのである。

たぶん、倒産が相次いでいるビジネスの出発点はバブルや好景気に
乗り遅れまいと考え、ずさんな計画で始めたものやその時に規模拡大した
ビジネスが多いのではと推測する。

バブルに始めると、人間、器量の器は大きくなくても、つい気持ちは大きくなる(笑)

無駄な経費を使い、計画性のない希望的観測で事業をやるから失敗する。

小林一三翁の関わったビジネスはどれもこれも大衆相手の日銭商売。

日銭商売とは毎日現金が入って、支払いは月末などの締め日毎に支払う。
一三翁の表現を借りると、日銭商売は“鞘取り商売” 利益は薄いが、安全性は確実。

今も不況だが、同じように大衆相手の日銭商売で大きく儲けている人もいる。

そんな達人たちと話をすると、次から次へとアイデアが出て、気持ちも前向きになる!

ビジネスで成功しようと思ったら、案外好景気よりも不況の時の方がチャンスかも(ペコリ)
by mitsuketai | 2008-11-21 23:55 | ビジネス