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カナダ産松茸

今年はカナダ産松茸の入荷が多いようです。

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例年、中国産や韓国産が多かったように思えるのですが、
今年はリーズナブルなカナダ産もしくは高い国産かの選択。

個人的には環境汚染や不良品が気になる中国産や韓国産より
白くて、きれいで、香りもそこそこで価格もリーズナブルな
カナダ産で十分だと思います。

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この松茸1本、税込で1,080円で秋の香りを満喫できれば十分。

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これで松茸ごはんにして食べれば、ささやかな幸せかもしれません(ペコリ)
by mitsuketai | 2015-09-24 21:31 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

昨日、こんなニュースが流れました!

「ごくごく」「ぐびぐび」やめます アルコールCM

酒類の製造販売の9団体でつくる「酒類業中央団体連絡協議会」は
8月31日、アルコール飲料のテレビCMなどの出演者の年齢を、
これまでの20歳以上から25歳以上に引き上げる方針を明らかにした。


「ごくごく」「ぐびぐび」という効果音の使用や、のど元のアップもやめる。

業界団体として素晴らしいことだと思います。

タバコやそれに関連する業界には、受動喫煙も含め、見習ってほしいくらい…(苦笑)

なかなかモノが売れない時代、過剰な宣伝文句が幅を利かせる時代にあって
社会的責任を考えた今回の英断には拍手を贈りたいと思います。

たぶん、協議会のトップやそれを支える事務局がしっかりしているからだと思います。

事務局が黒子に徹して、しっかりしているところは引き締まっています。

業界全体の適正な利益を考えるのが業界団体の存在意義。

もっとも誰でも手に入る統計データを送るだけ、行政機関に折衝したりできず、
親睦と称してお飾りだけの総会を宴会主体に行う業界団体なんかは
時間と会費の無駄遣いで存在意義はありませんが…(ペコリ)
by mitsuketai | 2015-09-03 19:53 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

阪急阪神ホテルズの食品表示が問題となっています。

誤表記なのか?偽装なのか? 

これは正直な意見を述べれば、線引きは難しいと思います。

もっとも車えびの代わりにブラックタイガーは誤表記では済まないと思いますが…(苦笑)

今回、あちこちで問題になっているのがフレッシュジュース!

確かに果実をカットして搾り器やジューサーで搾ればフレッシュジュースに間違いありません。

水を一滴も加えず搾ったままのストレートジュースを冷凍したものは…

正直、線引きは難しいですが、JAS法の果実飲料品質表示基準や
果実飲料等の表示に関する公正競争規約の規定によれば、これは認められないのです。

文言上、“手搾りのジュース”とうたってしまえば問題になるかもしれませんが、
“手搾りの風味を生かした冷凍オレンジジュース”ならOKかもしれませんが…

実際、手搾りのオレンジジュースと冷凍パックのストレートのオレンジジュースのどちらが美味しいか?

美味しさの観点から言えば、冷凍パックのジュースが美味しい場合もあります。

消費者がどちらに価値基準を置くか、その対価として支払った価格に見合うのか…

満足度がどこにあるか…この点が偽装なのか?認識の違いとしての誤表示なのかが難しいところ!

加工品のストレートジュースでも、JAS法の規定ではりんごジュースにビタミンCを酸化防止目的で加えても
ストレート表記できるのに、パイナップルジュースは同じようにビタミンCを加えるとストレートジュースの表記は
できません。

理由はパイナップルはビタミンCが豊富で褐変防止のビタミンCを添加しなくてもいいから認められない。

実際に、りんごの褐変度合いとパイナップルの褐変度合いのサンプルを持ち込んで折衝した経験もありますが、
最後はJAS法ではそういう規定になっているから…の一点張り(涙)

こればかりは担当者の立場も分かるので何とも言えないのですが、いささかスッキリしない規定も多いのです。

ご興味のある方は下記をクリックしてご覧下さい。

JAS法果実飲料品質表示基準

果実飲料等の表示に関する公正競争規約

いつも申し上げますが、食品の表示には食品衛生法、JAS法、景品表示法、計量法、健康増進法、薬事法など…

これらが複雑に入り組んでいて、正直申し上げて担当者には酷な部分がかなりあります。

しかもそれぞれの所轄官庁がバラバラ、つまり縦割り組織の弊害そのもの!

消費者庁で食品表示を一元化なんて言われていますが、東京にしかなく、
地方出先では各省庁にお伺いを立てないといけない煩雑さがあります。

食品表示の規定自体も業界団体の政治力の強弱で品目毎に厳しいものと緩やかなものがあります。

しかも規定にあいまいな部分もあって解釈も難しく、厳しい部分の確認になると
一見理不尽かな?と思われる杓子定規な対応やあとはメーカーの自己責任で…と
うまくかわされたり、担当者が代わると、解釈も180度変わることもあります。

当然、これで大丈夫!というお墨付きの印なんてほとんどもらえません。

これは立場が変わると、行政の方ではあとあと問題になるかもしれない証拠は残さない!
という組織風土というか縦割り体制の責任の所在問題も理解できない訳ではありません。

2人1組で交渉に行って、一字一句打合せ内容をもうひとりに筆記させたものを
確認のために翌日FAXを送っても否定されることも時にはあります。

また中小企業はいったんラベルやパッケージを印刷するとその消化に時間がかかり、
それを廃棄すると経費のロスにつながるので、慎重に見解を確認するのですが、
かなりの作業と時間と神経をすり減らします。

一方でグレーな表現で金儲けをしている業者が何ら摘発されない理不尽なこともままあります。

公平な対応を求めて、他の業者のグレーな部分も同じように指導をお願いしても
“全部には対応できません”とか“交通違反も全て取り締まれないでしょ!”と
まあ、行政担当者の立場も分かるのですが…(苦笑)

おそらくメーカーの担当者も大変ですし、最前線の部分で対応されておられる行政の担当者も
規定にあいまいな部分も多く、解釈に困られる部分もあると思います。

その上に、利益や差別化をもとめられるので大変な部分もあります。

また異常気象や安全安心、食物原料価格の高騰で原材料の調達先が変わるため、
パッケージに原産地表示を示すことが難しいこともあります。

食品業界に携わる人間には一部には偽装を平気に行う経営者や表示に不勉強、不真面目な経営者もいるかもしれませんが、曖昧な規定の狭間の中で、神経をすり減らしながら、真面目に悩んでいる者もたくさんいらっしゃいます。

だからと言って、今回の阪急阪神ホテルズの問題は、こういった事情とは一線を画すものであり、
その決定的な点は顧客に優良品と誤認させて、そこで利益を上げている点です。

今回このテーマで取り上げさせていただいたのは、複雑怪奇な食品表示規定と
政治的なしがらみや法令の解釈のさじ加減ひとつで真面目な食品業界が困っていることと
十把一絡げにしていただきたくないという制度上の不備を指摘したかったのです。

毎回思うのですが、“罪を憎みて、人を憎まず!”

食品業界全体がすっきりと、しかも事業として成り立ち、携わる人間が安心して
自信を持ってお客様に喜んでもらえることを生業としてできる制度・仕組みが必要なのでは…(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-10-31 23:45 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

車エビとブラックタイガーは絶対違います!

先日、車エビを食べたいなあ!と思って、
本場 熊本県の天草からお取り寄せをしました。

残念ながら画像は取り忘れましたので申し訳ありませんが、
殻がついている状態ではそこそこの大きさながら、
殻をむいて身にすると大人の小指くらいの大きさです。

天ぷらにして食べてみると、さすが車エビという味わいです。

食道ガンの手術以降、天ぷらは苦手中の苦手ですが、
この車エビの天ぷらは別格で食べることができます(笑)

大きさも一般的なものは20~25g

その大きさでも送料別途で一尾300円

40~50gの特大なものは一尾600円

ブラックタイガーくらいの大きさになると特大サイズの車エビを
持ってこないとそれは誤表記ではなく、もはや偽装の領域だと思います。

しかも特大の車エビは通年獲れません。

ただし、今述べた車エビは国内産のお話し!

業務用では南シナ海で養殖されたものが安く手に入る場合もあるようですが、
これまた車エビ=国内産と認識してしまうのが一般常識だと思います。

それを通年、経費や場所代、人件費に利益を入れて、そこそこの価格で
提供されていることに不思議さを感じなければならないのです。

価格競争は一見消費者の利益に見えますが、実際にはかかるものはかかるのです。

よくお客様の手の届く価格帯に合わせろ!それが適正価格だ!という
無理な要望がありますが、果たしてそれが適正価格なのか?

今回の食品表示問題の根底には、適正価格の定義って一体何?という課題があります。

暴利はいけませんが、適正な原料を使って、適正な人件費や経費と開発経費や
設備改善などの原資となる適正利益を考えると、そこそこの価格になるのです。

それと実際に料理として出された場合、車エビとブラックタイガーでどれくらいの味わいの違いがあるのか?

おそらくプロの料理人が調理したブラックタイガーの料理と素に毛が生えた料理人が調理した車エビ料理。

果たしてどちらが美味しいのか?たぶん結果は言わずもがな…

これが芝エビとバナメイエビになってくると、プロの調理人が料理すれば、ほとんど見分けがつかないと思います。

素材を強調せず、料理名で、料理の味わいで勝負すればよかったのです。

その責めは行き過ぎた消費者のブランド信仰、盲信にもあると思います。

肩書があっても中身のうすっぺらい人間と肩書はなくとも人格・見識高潔な人間…

こういう場合、大半の人はレッテルで判断してしまいますよね!

まあ、結婚詐欺はこの心理をうまく利用して騙すようなもの…

最終的には自分の舌と見聞を広めて、何が正しいかを見極める眼力が必要かな?

中身の薄っぺらい食育ブームは萎んでしまいました。

本当の食育は自分の舌と見聞を広めて、何が正しいかを見極める眼力を養うこと。

食育は決してビジネスにしてはいけません。

食育に関する資格講座やそれを監修したりする人間を私は基本的に信用していません。

今度の和食の世界文化遺産登録にもいささか胡散臭さを感じています。

世界文化遺産=ビジネスみたいなものが先行しすぎている感があります。

先人が営々と築き上げてきた和食の伝統文化こそが文化遺産であるべき。

ブランド信仰、盲信に騙され、またそれに便乗しようとする流れがある中では
和食の世界文化遺産登録はいささか時期尚早だと思います。

ミシュランの星のついた料理人のつくる懐石料理ではなく、田舎のおばあちゃんが
作るふだん食だけれど深い素朴な味わいの郷土料理なら大いに賛成なのですが…(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-10-28 18:34 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(2)

政府の規制改革会議がいわゆる健康食品の
機能性表示制度を緩和しようとしている。

詳しいニュースはこちらをクリック!

今でも薬事法ギリギリ、スレスレのダーク商品が多いと言うのに…

テレビを見てもサプリメントや健康食品のCMばかり…

効果については個人の感想を述べているのであって、
効果・効能を保証するものではない!との文言で逃げ道を作っている。

最近はやりのオルニチンにいたっては、小さく“しじみ由来成分ではありません”と
逃げ道を作っているが、堂々とざる一杯に入って入る“しじみ”の画像を
全面に出せば、いくら注釈をつけているにしても、全ての消費者が“しじみ由来成分ではない”と
キチンと認識しているだろうか?

あたかも効果・効能を薬事法との攻防でギリギリ交わしながら、錯覚を起こさせているにほかならない!

一時、みのもんたの番組や発掘あるある大事典で取り上げた食材がブームになることがあったが
いずれも一過性のブームで終わっている。

それどころかデータのねつ造があったりして番組そのものが消滅してしまったこともある。

巷に様々な健康法が浮かび上がっては消えることが繰り返されている。

もちろん、全てを否定する訳ではないが、人それぞれによって効果も違うし、
気分的、精神的な部分が左右することもある。

ところが企業の中には売上至上主義先行で、先般のコカコーラのトクホウ騒ぎもあった。

こんなことはなぜ起こるのか?

それは本当の意味での食育が実践されていないことにある!

日々の食事の中で、主菜、副菜を含めバランスの良い食事をとることである。

小難しい内容ではなく、先人が伝えてきたバランスのとれた食事が伝統として伝わってきた。

マクガバン上院議員が提出したマクガバンレポートによれば、昭和30年代の
日本の食事が理想だと膨大な調査研究のもとに提唱されている。

国会議員の先生方、特に厚生労働委員会等の先生方はマクガバンレポートを
実際にお読みになられたことがあるのだろうか?

小泉内閣で提唱された“食育”も実際どんな活動をすればいいのか?

内容が実に曖昧で、いまや言葉が一人歩き、空中分解を起こしている!

おじいちゃん、おばあちゃんが居て、おかあさん、おとうさんが居て、
兄弟がいて、皆が食卓を囲んで、その都度、海の幸、山の幸への感謝、
旬の時期に食べるものの由来を教え伝える、時には畑や作り手の
現場に行って体験しながら、自分の食べているものの由来を知り、
ありがたみを知り、自分の命へ、そして子孫へとつながっていく生の営み…

これを日常生活の中に組み込んでいくのが、食育というものではなかろうか?

日々の食事をおろそかに、健康食品の機能性表示、それが誤解を招くような
一人歩きをしてしまうような規制緩和はいかがなものか?

規制緩和の裏には、おそらくそこで儲けようとする黒幕や企業の存在が見え隠れする。

政府の規制改革会議も経済成長という美名のもとに、健康食品の産業競争力の
拡大のみに主眼を置いているとしか考えられない。

とにかく、いいかげんな健康食品の機能性表示の緩和なんてもってのほかである(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-06-08 22:25 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

本日は少々長いお話しにお付き合いをお願い申し上げます(ペコリ)

ウナギをめぐる最近の状況と対策について

お題目のニュースリリースが5月30日に水産庁から発表がありました。

リリースはこちらをクリック!

内容を一部抜粋すると…

近年、東アジア全体でウナギの稚魚(シラスウナギ)の漁獲が低迷しており、
シラスウナギ、親ウナギとも価格が上昇し、これを受けて、ウナギ食品の
値上げも相次いだこと。

業界の調べによれば、今漁期のシラスウナギの池入れ量は約12トン(平成25年4月30日現在)で、
前年の75%にとどまっていること。

ニホンウナギ及び同種を使用したウナギ加工品に「ニホンウナギ」と表示することの推奨

これを受けて「ニホンウナギ」明記を、水産庁方針 外来種と区別というニュースも…

ニュースの内容はこちらをクリック!

水産庁は30日、ニホンウナギを原料に使ったかば焼き製品に「ニホンウナギ」と明記するよう求める方針を示した。

減少しているニホンウナギの相場上昇を受け、国内でも外来種の養殖が進んでいる。

しかし、現行の表示法では外来種を国内で育てれば「国産ウナギ」となる。品種の表示を促し、消費者の混乱を避ける狙いだ。


こんなニュースが流れる前のここ2週間、実は我が家でも“うなぎ”に関するちょっとした事件がありました。

あるインターネット通販でそこから初めて“国産うなぎ”をお取り寄せしました。

価格もまあまあ妥当で、しかも肉厚で、ふっくらしていて申し分なし!そこまでは良かったのですが…(苦笑)

これは今年の土用の丑の日のうなぎとして確保しようと…早速メールでお問合せ!

価格が急に、しかも大幅に騰がった内容の返信メール!

まあ、土用の丑の日に価格高騰は仕方がないにしても、その理由を再度問い合わせてみると…

今度はあわてた声で、そこの社長が従業員が“国産うなぎ”を“中国産うなぎ”と間違って…云々。

その言葉に“カチン!”と…従業員に罪をなすりつけるとは…(怒)

間違いは誰にもあるものです!それを最初に“従業員”を矢面に立たせる行為に苛立ちを感じたのです。

味云々とかではなく、国産という表示を信じたら、実は中国産だったということ、こちらが気づかなければ
過失とはいえ、知らないまま騙されていたこと、それを従業員に罪をなすりつけたことに許せなかったのです。

販売サイトの内容の保存を行いました!イザ!という時の証拠隠滅を防ぐためです。

“中国産うなぎ”の通関書類や養鰻履歴を求めて、内容を精査しました。

添加物の有無やウナギの品種の確認、安全性の確認と流通経路の把握です。

そこの社長に、今回違反事案となる当該法令と過去同様の産地偽装があった場合に
どのような責任と処分が下るかを示しました。

社長自ら事案の検証と反省文と再発防止の念書を取りました。

その一連のあと、本来受け取るべき“国産うなぎ”を弁済させました。

最後には、その水産会社の社長ご本人から“今回は勉強になりました”と…

余談になりますが、“中国産うなぎ”の方が美味しかったのは皮肉な結果ですが…

JAS法違反で農水省に、特定商取引法違反で消費者庁に、不正競争防止法で公取に…

悪質なら、さすがにそこまでやりますが、今回は“あくまで過失だった”という主張を
信じることにしました。

“罪を憎みて人を憎まず”今回の一連の措置で真面目に対応していただけることを
期待する方が気分がスッキリします。

法で縛る、罰則で取り締まるのも一つの方法ですが、意識を高めていただく方がもっと大事。

往々にして大きな問題になり、行政処分でお縄にされると、それまでの築きあげてこられた
事業の寿命を一気に崩すことになり、そこに関係する全ての関係者の生活基盤まで
一気に崩れてしまうことにもなりかねません。

過失とはいえ、確かに罪は罪ですが、今後過失も含め、真面目な姿勢に戻っていただくこと。

そして、真面目に商売をすることが自分にもお客様にも価値があること。

そして健康被害にもつながらなかったことで、最終的に今後の姿勢を信じることにしました。

ここから、今回学んだことからこのブログをご覧の皆さんに最もお伝え申し上げたいことがあります。

故意、過失を問わず、産地偽装や不正を防ぐためには我々生活者がしっかり問題意識を持つことです。

これって、何かおかしいなあ?と日々何気なくやり過ごしていることに疑問を持つこと。

疑問を持ったら、インターネットで調べたり、通販サイトならお問合せで疑問について丁寧に質問することです。

質問して、万が一ぞんざいな回答が返ってきたら、そことはお付き合いしないことです。

うわべだけのサイトの見せ方や商品が一見よさそうでも、実は回答の内容や姿勢で中身を見抜けることもあります。

最初のお題目に戻りますが、ここまでうなぎの稚魚が不漁で価格高騰、にもかかわらず土用の丑にはどうしても
うなぎを食べなければという習慣、そこに商機を見つけようとする動き…

そこに水産庁が産地だけでなく、日本で養殖しても『ニホンウナギ』の表示明確化という動き…

今年は例年以上に、うなぎの産地偽装問題が沸騰すると予感しています。

このままではうなぎに関係する業界は死活問題になりかねません。

何とか不正もなく、偽装による加害者も被害者も出ず、おだやかに土用の丑を乗り切ることはできないかなあ…

今年の土用の丑は“うなぎ”を追っかけないで、他の食材でスタミナをつけようかなあ…

そんなことを感じたウナギをめぐる騒動奮戦記の2週間でした(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-06-01 17:54 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

ショートニングってご存知ですか?

ショートニングをインターネットの大辞泉で調べると…

製菓・製パンなどの際、口当たりを軽くするために加える油脂製品。
植物油に水素添加を行って固形にしたものが主材。


食パンやクッキーの原材料表示を見ると、
実にたくさんの製品に使われています。

食パンやクッキーのサクサク感を出すのに使われます。

バターに比べ、価格が安価であること、効果が出やすいことで珍重されています。

実は、手術する以前はショートニングを使った食パンなどは平気でした。

ところが食道と胃を手術すると、ショートニングを使った製品に
対して身体の感度センサー、特に胃の感度センサーが働いて
拒絶反応を起こしてしまいます。

一時は食パンそのものがダメ、トーストにバターがいけないのか?と思っていました。

ところがある時、天然酵母、発酵バター使用、ショートニング不使用の
食パンに発酵バターのトーストには拒絶反応を起こさないことが
身をもって分かってきたのです。

この画像はお気に入りの大阪 本町のPAULの食パン。

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天然酵母に発酵バター使用、ショートニング不使用!

そこでショートニングについて色々調べてみたら…

構造式がプラスチックに似ていること、液体の植物油に水素を
添加して固形化していること、肥満の原因とされるトランス脂肪酸が多いこと、
極めつけはゴキブリもショートニングには寄り付かないこと(苦笑)

ゴキブリは動物的カンで避けているのに、人間はいかにも鈍感!

ゴキブリの方がよほど危機察知回避能力が優れているのかも…

それでも日本ではショートニングに関する規制はなく、幅広く使われています。

農水省のホームページでも当たり障りのない一般的な説明しかなされていません。

ショートニング」とは、どのようなものですか…農水省ホームページ 消費者の部屋

少なくともこれからは個人的にはショートニングは避けていきたいと思っています(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-02-23 20:23 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(4)

カンピロバクターってご存知ですか?

厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると… 

カンピロバクターは、家畜の流産あるいは腸炎原因菌として獣医学分野で注目されていた菌で、
ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物などあらゆる動物が保菌しています。

1970年代に下痢患者から本菌が検出され、ヒトに対する下痢原性が証明されましたが、
特に1978年に米国において飲料水を介して約2,000人が感染した事例が発生し、
世界的に注目されるようになりました。

カンピロバクターは17菌種6亜種3生物型(2005年現在)に分類されていますが、
ヒトの下痢症から分離される菌種はカンピロバクター・ジェジュニがその95~99%を占め、
その他カンピロバクター・コリなども下痢症に関与しています。

カンピロバクターは本菌に汚染された食品、飲料水の摂取や、動物との接触によってヒトに感染します。
100個程度と比較的少ない菌量を摂取することにより感染が成立することが知られています。


まあ簡潔に申し上げると、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状を
引き起こす食中毒菌なのです。

食中毒といえば、最近ノロウイルスや0-157が話題になりますが、急増しているのがこのカンピロバクター!

最近、知り合いのお孫さんが罹患し、その症状を聞いた時に真っ先にピン!ときたのがこのカンピロバクター。

お孫さんが友人のお父さんに食事に誘ってもらい、そこで生の鶏レバーや鶏のささみの刺身を食べたのがその感染源。

今日お伺いしたところではすっかり快方に向かわれているとのことでホッとひと安心!

実は今から6年ほど前、食品表示の打合せで所管の保健所の担当官が食品衛生のプロだったので
カンピロバクターによる食中毒が急増する可能性を聞いていました。

最大の予防法はできる限り、あやしい生の鶏肉やレバーを食べるな!ということ(苦笑)

鶏肉料理のお店は資本が少なくても開業できるので一時期どっと増えました。

当然、そこには焼き鳥と並んで鶏肉のささみの刺身や鶏レバーもメニューとして出てきます。

鶏肉をさばいてから時間が経過したこれらの生の鶏肉商材は実にカンピロバクターに汚染されています。

先ほどの厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると…

2008年に発生したカンピロバクター食中毒のうち、原因食品として鶏肉が疑われるもの
(鶏レバーやささみなどの刺身、鶏のタタキ、鶏わさなどの半生製品、加熱不足の調理品など)が60件、
牛生レバーが疑われるものが11件認められています。


鶏肉を扱う業者は仕入れた生の鶏肉商材が売れ残ると、採算の理由と冷蔵庫を過信して
翌日も使い回しをしようとします。

ここに危険が潜んでいるのです。

不況で店が苦しくなれば、なるほどその危険性が高まるのです。

冷蔵庫の中でどんどんカンピロバクターが増殖するのです。

具体的な予防方法は先ほどの厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると
以下のようになります。

(1)食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行うほか、
二次汚染防止のために
(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う、
(3)食肉を取り扱った後は手を洗ってから他の食品を取り扱う、
(4)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行うことが重要です。


一番大事なことは怪しい店では、絶対に鶏肉の刺身や生レバーを食べるな!

死んでもいいから食べたいとおっしゃられる御仁はご自由にどうぞ(ペコリ)
by mitsuketai | 2012-10-15 17:56 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

スーパーの店頭から家庭用バターがなくなっているのをご存知ですか?

カルピス株式会社は、2012年10月1日(月)より、家庭用バターの価格改定を実施!

雪印メグミルクも10月から家庭用バターとチーズを値上げ!

森永乳業も家庭用バター値上げ!

明治も家庭用バターを値上げ!

全て10月1日より値上げ、しかも値上げ幅はほぼ一律!

原材料となる生乳の卸売価格が4月分から引き上げられ経営的に
苦しいことはある程度理解できる!

 
ところが9月末頃からスーパーの売り場からこれら有名メーカーの
家庭用バターが忽然と姿を消しています。

無塩バターは多少ありますが、一般の有塩バターはほとんど皆無!

皆さんのお住まいの地域ではいかがですか?

なぜなんでしょうか?

メーカーが出荷停止でもされているのでしょうか?

どこのスーパーの売り場からも無くなっているのはいわば異常事態です。

そもそも供給量がなく、在庫量もなければ仕方がありません。

万が一、値上げに関連してよからぬ企みを談合して実行されているとしたらそれは大問題!

メーカーも流通も、特にメーカーは店頭でバターが品切れしていることに説明責任があるはず。

農水省も公正取引委員会も実際にスーパーの店頭、世の中でどんなことになっているのか?
を実際に観察していただきたいものです(ペコリ) 
by mitsuketai | 2012-10-14 19:16 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(0)

ハクサイの浅漬けが原因=高齢者施設で提供―O157感染死亡・札幌

一時、鳴りを潜めていた腸管出血性大腸菌O157の感染事案のニュースがあった。

北海道の高齢者施設などで腸管出血性大腸菌O(オー)157に感染し3人が死亡した問題で、
札幌市は14日、3人のうち高齢女性2人が死亡したのは、同市西区の漬物会社「岩井食品」が製造し、
施設で提供されたハクサイの浅漬けが原因と発表した。

施設で保存されていた浅漬けと患者の検体を同日調べたところ、O157が検出され、
それぞれが遺伝子レベルで一致した。同市は死者が出た事態を重視し、同社を無期限の営業禁止処分とした。 
 

この記事を読めば、一見、原因=ハクサイの浅漬けという構図が成り立ってしまうように思える。

極論を申し上げれば、ハクサイの浅漬け=危険という風評まで広がってしまうことに…

どこかに原因の帰着点を見つけ、そこで全てを結論づけてしまっていいのだろうか?

O157は腸管出血性大腸菌である。

腸管出血性大腸菌は、牛などの動物の腸管にいる菌である。

主な原因食品は、牛肉や牛レバーなどの生食や加熱不十分な肉類である。

また、食肉等から二次汚染した食品などあらゆる食品が原因となる可能性がある。


いずれにしても、牛などの動物の腸管にいる腸管出血性大腸菌O157とハクサイの浅漬けとの
どこで、どう結びついたのかという検証が欠けてはいないだろうか?

施設で提供されたハクサイの浅漬けが原因であれば、施設で汚染された食肉を調理加工したした後で、
ハクサイの浅漬けを処理したことによって、腸管出血性大腸菌O157が付着汚染したという推論も
成り立ちはしないだろうか?

今回のハクサイの浅漬けもホテル、レストラン、スーパー等にも広く出荷されているが、
高齢者施設等に被害者が集中していることにも原因究明の糸口があるかもしれない。

だとすれば、ハクサイの浅漬け=犯人という決めつけの構図も変わってくるかもしれない。

極端な話、ハクサイの浅漬け=腸管出血性大腸菌O157という悪い風評のレッテルが蔓延すると、
多くの漬物メーカーは風評被害を受けることになる。

漬物メーカーというのは一部を除いて、地域密着の零細企業が多い。

以前の堺市におけるO157騒動の元凶もカイワレとされたが、真偽のほどは疑わしい。

まずはハクサイの浅漬けと感染者の検体が一致したという点からとりあえず、ハクサイの浅漬けの
出荷停止、操業停止措置は感染拡大の判断としては正しい。


ただし、もう一方で、、牛などの動物の腸管にいる腸管出血性大腸菌O157とハクサイの浅漬けが
なぜ結びついたのかという検証もキッチリと行ってもらいたいものである。


ハクサイの浅漬けが原因であったとしても、加工場の水質や設備に問題があったのか?

加工場で牛肉関連の商品を扱っていたのかどうか?

従業員やその家族に保菌者がいて、手指の消毒等、衛生管理が不十分であったのか?

原料のハクサイ自体に対する有機肥料等で牛の堆肥物を扱っていて、そこに汚染源との接触があったのかどうか?

いずれにしても、牛などの動物の腸管にいる菌である、腸管出血性大腸菌とハクサイの浅漬けとの接点が
どこにあったのか!ということをあらゆる角度から検証していかなければならない。

通常、直接接点があるとはどうも考えにくいことであり、もし浅漬けのメーカーに直接の原因がないとしたら、
そのままにしておけば、零細企業であれば倒産、雇用も失われてしまうことが何より恐ろしい。

行政も忙しいのは分かるが、もう少し幅広い視野で本当の真相究明にあたってほしい。

それこそが市民がもっと知りたいことではなかろうか!

そして、その原因究明こそが今後の再発防止にとって重要な示唆と知見を与えてくれるように思えるのだが…(ペコリ)

以下、このブログ記事を書くために東京都感染症情報センターホームページから
下記内容を参照して、書かせていただいた。

O157は腸管出血性大腸菌です。

腸管出血性大腸菌は、牛などの動物の腸管にいる菌です。

主な原因食品は、牛肉や牛レバーなどの生食や加熱不十分な肉類です。
また、食肉等から二次汚染した食品などあらゆる食品が原因となる可能があります。

予防のポイントとして

外食や調理の際のポイント

●肉の生食(レバ刺しやユッケなど)は避け、十分に加熱しましょう
●肉を焼くときの取り箸やトングなどは専用にして、口に入れないよう注意しましょう
●生野菜はよく洗い、ハンバーグなどは中心部まで十分に加熱しましょう
 (十分に加熱できたかどうかの目安として、ハンバーグの中心から透明の肉汁が出ることを確認します)
●調理の時、手指はこまめに洗いましょう。特に、生肉を扱った手指は、他の食材や器具に触る前に、石鹸で十分に洗いましょう
●生肉を扱った調理器具は、使用後すぐに洗剤で洗い、熱湯等で消毒してから、他の調理に使いましょう 。

個人衛生のポイント

●トイレの後、調理・食事の前に石鹸と流水で十分に手を洗いましょう
●動物に接した後は、石鹸と流水で十分に手を洗いましょう
●患者の介護をする人は、下痢便に触れないように使い捨て手袋を使い、はずした後も十分に手を洗いましょう
●下痢症状のあるときは入浴の順番は最後にし、シャワーを使いましょう
●下痢症状のあるときは、プール(特に子供用簡易プール)の使用は控えましょう


※参照 東京都感染症情報センターホームページ
by mitsuketai | 2012-08-15 11:44 | 食の安全&表示 | Trackback | Comments(2)