うなぎの旬はいつ?

先月の話でまことに恐縮ですが…

今年も7月の土用の丑の日は猫も杓子も、マスコミも鰻一色でした!

もちろんご多聞にもれず、私もその手に乗っちゃいましたが…(笑)

地元、高槻の芥川商店街の魚政さんは鰻を焼く煙に長蛇の行列でした。

ところで素朴な疑問ですが、鰻の一番おいしい時期って夏なんでしょうか?

どうやら鰻のおいしい時期、いわゆる旬は冬だそうです。

こちらの記事によると… 

鰻は寒い時期を乗り越えようと脂をたくさん蓄えるため、
冬にさばくと手がつやつやになるほど脂がのっていて、
身もやわらかくおいしいというのがその理由だそうです。

まあ、これは天然の鰻に言えることで、大半を占める養殖鰻は
夏の土用の丑の日に合わせて調整されているとも聞きますが…

ところで、土用の丑に鰻を食べる習慣は諸説あるものの、
江戸時代の鬼才 平賀源内が夏場に消費の落ちる鰻屋の
親父に懇願されて知恵を絞ったという話が有力。

ところで、平賀源内の行ったこととは…

鰻屋の店頭に『本日、土用の丑の日』という貼り紙をしただけ!

ポイントは鰻が土用の丑の日にいい!なんてひと言も言っていないこと!

土用には精のつくものを食べたら身体にいい!

丑の日には“う”のつくものを食べたらいい!

こういう2つの言い伝えを『本日、土用の丑の日』という
キャッチコピーから連想させただけなのです。

ワンフレーズ!でその気にさせる…

これはもっともあこがれる才能ですね(ペコリ)
by mitsuketai | 2015-08-19 20:41 | 催事記 | Trackback | Comments(0)

6月30日 夏越祓と水無月

今日は6月30日 1年のちょうど折り返し、神社ではこの半年の罪や穢れを祓い、
残り半年の無病息災を祈願する夏越祓の神事が行われます。

知らず知らずのうちに罪や穢れがあるのが普通の人間で、半年くらいのスパンで
自分を見つめ直すのは必要なことを古来の人は考えておられたのだと思います。

自分を省みても、おそらく罪、穢れは10本の指では数えきれないなあ!と思いつつ…(苦笑)

半年に一度くらいは自分を見つめ直して心の棚卸みたいなことは
情報過多、忙しすぎる現代人にとっては必要かもしれません。

ところで、夏越祓には水無月という和菓子を食べる習慣があります。

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白の外郎生地に小豆を乗せ、三角形の形に包丁で切った和菓子です。

小豆は邪気を祓い、三角形の白い外郎は暑気を祓う氷を表しているとか…

昔々は氷室に貯蔵された氷は庶民には縁遠いもので、
それを白い外郎生地で氷に思いを馳せていたのです。

表現が適切かどうかは分かりませんが、心頭滅却すれば火もまた涼し!

昔の人にはこういった形で暑気を祓う心の余裕があったことを
現代人は改めて見直す必要があるなあ!

水無月をいただきながら考えさせられた今日6月30日でした(ペコリ)
by mitsuketai | 2015-06-30 21:13 | 催事記 | Trackback | Comments(0)

にらみ鯛の供え方!

関西では、“にらみ鯛”というお正月に尾頭つきの鯛の塩焼きを飾り、
三が日は箸をつけずにめでる風習が残っています。

我が家では毎年、お鏡餅、お酒とともに神棚にお供えします。

ピンと尾っぽがきれいに上がっているのは何とも縁起のいい感じがします。

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ところで、神棚にお供えする際、腹と背のどちらを神様の方に向けるのか?

そんな疑問をお持ちの方もいらっしゃると思います。

代々、年配者から受け継いでいけばいいのですが、そんな機会に恵まれない場合もあります。

どうすればいいのか?

その点、インターネットは便利ですね!

調べてみると、丁寧に解説しているサイトがありました。

ブログ…禰宜のつぶやき…ココをクリック!

丁寧に分かりやすく説明されているいますので、ご参考までに(ペコリ)
by mitsuketai | 2014-01-02 09:53 | 催事記 | Trackback | Comments(2)

ふいご祭りとみかん

今日11月8日はふいご祭りです。

ふいごってご存知ない方もいらっしゃるかもしれませんので、
まずは“ふいご”についてのご説明が必要かもしれませんね!

ふいごとは金属などを製錬、加工するとき、火をおこしたり、火力を強めたりするのに使用する簡単 な送風装置

ふいごについては日立金属のサイトに詳しい説明がありますので、ココをクリックしてご覧下さい!

起源は15世紀半ば、鉄砲鍛冶が盛んであった堺で、伏見稲荷の御火焚の日(11月8日)に、
お札をうけて鍛冶場に祀る風習が起源だとか…

新穀、新酒、蜜柑、海の幸などを神にささげ、お下がりを参加者や近所に配る風習があります。

うちの祖父も堺でベアリング工場を経営していたので、昔からふいご祭りには“みかん”をお供えすることは知っていました。

本日が11月8日、頼んでいた唐津の小みかんがギリギリ今朝届いたので早速神棚に…

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江戸時代、紀伊国屋文左衛門が悪天候の中、紀州からみかんを運んで大儲けをした話はご存知だと思います。

実は、この話は“ふいご祭り”に関係しているとか…

紀州の天候が悪く、江戸でふいご祭をひかえてみかんが高騰している事を聞きつけ、
文左衛門は、3倍の手当てを約束して乗組員を確保し台風をおして蜜柑船を出航させたのです。

船に1200両分、7000篭の蜜柑を積み、命懸けの航海は成功し、蜜柑不足に悩んでいた江戸の町人たちは
大歓声をあげて文左衛門を迎え、蜜柑は、なんと原価の数十倍で売却。

この成功で文左衛門は材木商になり、押しも押されぬ大商人となって財をなしたのです。

今の時代は“みかん”も簡単に手に入るようになったものの、今回頼んでいたみかんが
何とか11月8日に神棚にお供えできるかハラハラでしたが、何とか間に合いました。

みかんが間に合った…紀伊国屋文左衛門にあやかって、何か大儲けできるきっかけにならないかなあ…(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-11-08 22:16 | 催事記 | Trackback | Comments(2)

11月5日は亥の日です。

しかも11月は亥の月です。

したがって11月の亥の日は亥の子の日となります。

亥の子の日はお亥の子さんといって各地にお供えをする風習があります。

まずは亥の子餅…イノシシの子どもに見立てた和菓子です。

亥の月・亥の日・亥の刻に食すると、無病息災と子孫繁栄(いのししは多産のため)が叶うという
平安時代からの宮中の行事に由来しているようです。

こちらのサイトには源氏物語に亥の子餅が登場することも紹介されています。

今年の亥の月・亥の日・亥の刻は11月5日午後9時~11時

今回ご紹介させていただくのは笹屋伊織さんの亥の子餅

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※笹屋伊織さんには11月5日に予約をしておりますが、 今回はこのブログで告知するにあたり、
1個だけ前もって購入して撮影しました。  

笹屋伊織の亥の子餅の解説はココをクリック
※なおホームページの説明は2008年時点のもので亥の子の日は変わっていますので注意!

こういった歳時記的な和菓子は売れ残りを避けるため、ごく少量しか作られません。

亥の子餅は皆さんのお近くの和菓子屋さんでも製造・販売されているお店があるかもしれません。

今ならまだ間に合うかなあ!と思い、事前にご案内申し上げた次第です。

またイノシシは火の神様の使い、そのため亥の子の日にコタツ、火鉢に火を入れると
火事にならないと言われています。

戦前は電気こたつはなかったので、季節的にこの時期からコタツに豆炭で火を入れたり、
茶道の世界では炉開きの日とされています。

地域によっては柚子や大根も供えます。

今回、北斗農園さんから見事な柚子を送っていただいたので、亥の子餅と一緒にお供えします。

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日本にはこういった季節毎の行事があります。

百貨店やスーパーの食品売り場はこのところハロウィーン一色でしたが、
日本には歳時記で季節を感じる風習があります。

海外の風習もいいですが、先人が伝えてきた日本古来の歳時記をもっと大切にしていきたいと思いませんか(ペコリ)
by mitsuketai | 2013-11-03 11:33 | 催事記 | Trackback | Comments(2)