キリンとサントリーの経営統合に思う!

今朝のニュースは衝撃的でした。

キリン、サントリー統合へ 酒類・飲料で世界最大級に

この話、ちらっと見ただけでは凄いなあと思うかもしれません。

確かに、両社がお互いの強さを発揮すれば、素晴らしい商品ができるかもしれません。

資本力においても、技術力においても相乗効果が出れば、
我々も素晴らしい商品を通して恩恵を受ける可能性も高いと思います。

ところが、その反面、今までお互いに創意工夫でしのぎを削ってきたから
素晴らしい商品が出てきたともいえるのです。

競争があって、切磋琢磨があってはじめて、そこに知恵が生まれるのではありませんか?

緑茶飲料ではキリンの生茶が先行していて、サントリーは
ビールと並んで長らく苦戦を強いられてきたのです。

その苦戦の歴史の中から、あの伊右衛門という緑茶ブランドが生まれたのです。
e0009772_20295144.jpg

資金が潤沢で、しかも競争がなければ、そこには知恵は生まれないと思いませんか?

大変な状況下に、地獄に仏みたいな状況で出た打開策がヒットにつながることも多いのでは…

何より、キリンの歴史や社風、サントリーの歴史や社風が没個性化していくようにも思います。

サントリーが非上場を貫いてきたのはなぜか?

サントリーのやりたいことをやる、資本の論理に左右されないモノづくりをする!
e0009772_20324018.jpg

上場して、資本の倫理がまかり通るようであれば、とっくの昔にビール市場から撤退させられ
今のプレミアムビールや金麦は世に出ることはなかったと思います。

サントリーのお客様の大半は従来のサントリーにしかできないモノ作りを支持をしているのでは…

“やってみなはれ”はモノづくりであって、経営統合を“やってみはなれ”ではないと…
e0009772_20331036.jpg

ところが少子化で国内市場がますます落ち込み、欧米の巨大かつ多国籍的な
食品企業と海外市場で戦っていくには統合は避けて通れない部分もあるでしょう。

また、少子化で売上が見込めない中で、企業統合はリストラの前触れであり、
今まで両社を支えてきた従業員の雇用も形は色々あれど、暫時縮小されていくのも
目に見えています。

少なくとも双方でダブっている部分は合理化されるのは仕方がないところ。

経営者にとってもグローバル化を考えれば苦渋の決断で仕方がないのも自明の理。

だからと言って、サントリーの“やってみはなれ”の精神が希薄化していくのではと
どうしても考えてしまうことに一抹の寂しさを覚えてしまうのが残念でたまらない。

神戸のインフルエンザ騒動といい、阪急阪神の統合といい、
今回のサントリーの統合といい、阪神タイガースの低迷といい(苦笑)
関西の経済・文化の破壊を狙っている黒幕みたいな存在が、
どうも暗躍しているのでは…とそんなうがった見方をしてしまう今日この頃です(ペコリ)

おいしいもの見つけ隊どっとこむのホームページはこちら!
by mitsuketai | 2009-07-13 20:48 | ビジネス