八天堂のくりーむパンに学ぶ戦略!

写真は八天堂のとろけるくりーむパンです。
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クリームパンじゃなく、くりーむパンなのです。

ひとつひとつハンバーガーみたいにレトロな紙で包んであります。

食べてみると、確かにとろけるくりーむパンで美味しいのですが、
正直申し上げると、バックハウス イリエのクリームパンの方に
美味しさでは軍配があがるのでは…と個人的に思っています。

ところでこのくりーむパン、結構売れているのです。

今回は私なりに分析を試みたいと思います。

成功の要因1:くりーむパンに絞り、その中でアイテムを増やしていったこと。

八天堂の沿革を見ると、昭和8年 広島県 三原市に起業した和菓子店がはじまりです。
 
その後、洋菓子やパンを取り扱うようになります。
 
そして昭和20年に使命を“スイーツパンの創造”と定めています。
 
あくまで推測なのですが、色々と自社の商品や経営資源を
考え、一番お客様に支持されているくりーむパンに
集中したことが成功の要因だと思います。
 
普通、リスクを分散するのが理想ですが、経営資源に余裕がない
中小規模の事業者にとっては、一番の強みに一点突破型で集中すると
思わぬ力を発揮する場合もあります。反面リスクもありますが…
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成功の要因2:レトロ感覚の包装紙で商品を包んだこと。
 
たぶん、最初からやっておられたこととは思いますが、
このレトロ感覚の包装紙にお客様が昭和8年創業の歴史を
感じるようにうまくもっていると思うのです。
 
そこにクリームパンじゃなく、あえてくりーむパンのネーミング!
 
そこにうまく歴史の重みを重ね合わせる演出をしているのです。
 
成功の要因3:百貨店での催事を全国展開していること。
 
それも地方の有名百貨店から催事を始め、あちこちで静かに
じわっと、地道にファンの拡大をしていったこと。
 
一度食べてみておいしかった、もう一度食べたいけれど、どこで売っているの…
 
そこで通信販売や各地の出店情報で、お客様をさらに集客するのです。
 
クリームパン、いやくりーむパン一品で、ここまでされるのはさすがだなあと思います。

うまく販売戦術を組み合わせて、マーケティングを行っている点には感心しきり!
 
これなら、地域の中小事業者も商品の選定や順番、努力の方向を間違えなければ
成功するところが出てくるかもしれませんね(ペコリ)

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by mitsuketai | 2009-09-21 18:48 | おいしいパン