プロセスセンターが地域農業を救う

以前からこのブログでも訴え続けている農産加工プロセスセンターという発想。

農業の生産現場で問題になっているのは、出荷できない野菜や果物のロス。

生鮮野菜としてスーパーや専門店に並ぶきれいなもの以外に
生産現場では規格外や傷付きの野菜や果物が出ます。

今年は台風などの被害で傷ついた果実などがたくさん出ています。

またきれいな野菜や果物も豊作になると出荷経費がかさむため
食べられずに廃棄されている場合もあります。
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これが食料自給率40%の国ができることでしょうか?

ムダを出さず、海外に原料を依存する度合いを下げなければ…

地域農産物を有効に活用し、地域を活性化させる方法のひとつ…
それが地域農産物加工プロセスセンターという発想。

本来なら廃棄する野菜や果物も産地に近い形で
加工できれば付加価値が出るのです。

そんな好例が宮崎県 綾町の綾・野菜加工館!
 
以下、宮崎日日新聞の記事をもとにご紹介すると…
 
ホウレンソウを中心とする冷凍野菜の注文が
中国産ギョーザ事件以降、食の安全・安心を求めての
国産野菜へのシフトの影響を受けて好調だとか…
 
しかも、収穫した作物を当日夕方か遅くとも翌朝までに加工し、
抜群の鮮度でおいしさを閉じ込めるというのがスゴイ!
 
静岡市の食品製造メーカーが綾町から撤退して遊休化していた施設を買い取って創業し、
加熱処理には味を落とさないため蒸気を使い、全工程を15分で済ませるというのもスゴイ!
 
この処理で20~30秒ゆでるだけで使えるという差別化もこれまたスゴイ!

この流れを受けて、宮崎 西都市に九州最大級冷凍野菜工場の建設
佐賀県のJA伊万里の冷凍野菜事業も国産志向の追い風を受け、順調な生産を続けている。

今はまだ冷凍野菜中心だが、例えばトマトが安値の時に、ショックフリーザーで凍結させ、
クラッシュさせたものを冷凍保存させておいて、ピザソースの原料に活用できれば効果は大きい。
 
イタリアの加工トマトと違い、日本のトマトは皮と実の間に旨み成分が詰まっている。
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湯むきして廃棄している皮の部分もいっしょにクラッシュすれば、ゼロエミッションで有効活用できる。
 
そしてそこに付加価値をつけることができる。イタリア人もビックリするくらいのトマトソースもできる。
 
その原料を食品メーカーで加工できれば、更なる付加価値を付けることも可能である。
 
そうなれば農業所得全体の底上げとともに、農業従事者の生産意欲も高まる…
 
ただ垂れ流しの戸別補償より、プロセスセンターと流通の仕組みを作るという
未来型事業にドーンと投資するくらいのことがあってもいいのでは…
 
最後に言いたい!プロセスセンターが地域農業を救う(ペコリ)

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by mitsuketai | 2009-12-27 20:16 | 食育&地産地消