地方国立大学の生き残り

先週、仕事で名古屋に行ってました。

名鉄や地下鉄の車内吊り広告で気になったのが、
岩手大学工学部の入試案内。

なんと名古屋で地方入試が行われるのです。

地方の国立大学が受験生を募集するとしても
名古屋などに試験会場を設定するとは…(驚)

岩手と名古屋の距離、移動の利便性を考えると
常識ではなかなか結びつかないのですが…
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帰ってから調べてみると、名古屋に試験会場を
設定している国立大学って結構多い。

山梨大学や富山大学、群馬大学、秋田大学…

しかもほとんどが工学部。

名古屋は従来より国公立大学志向が強い土地柄、
そしてトヨタと自動車関連や機械関連の企業も多いので
エンジニア志向の受験生が多いことも一因のようです。

国立大学も名ばかりで、独立行政法人になって
予算は減らされ、受験生に人気がなくなれば存続も危ぶまれます。

魅力ある大学でないと、企業から研究委託費ももらえないので
研究費も捻出できないし、優秀な学生を輩出しないと企業も
見向きしてくれなくなるのです。

今や 寄付金や寄付金口座が集まるのは東京大学くらい。

大学の先生も企業から自分の講座や研究費を受託するくらいの
ビジネス感覚がないと勤まらない時代になってきています。

この現象、実は大学だけじゃないことに気づかなければなりません。

受験生を住民に置き換えると、地方自治体も同じなのです。

リーダーたる首長が魅力ある政策を立案し、職員と一丸となって
住みたい街、働きたい街、進出したい街、訪れたい街にしないと
ゴーストタウンになってしまうのです。

親方日の丸気分で、できる限り仕事をしないように…

こんなことを考えていたら、気がつけばもう手遅れに…

JALで一生懸命働いておられる方はお気の毒ですが、
長い間、日の丸とツルのマークを背負って、世界を飛んでいた
事実上のナショナル・フラッグにも容赦なく、世間の厳しさが押し寄せてきました。

時代の流れもとうとうここまで来たのか…と(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-01-17 20:01 | ウラを読み解く?