製造業におけるあそびの効用!

世界のトヨタが連日、叩かれています(困)

カンバン方式や徹底したコスト管理で高収益を生み出し、
トヨタの財務部はトヨタ銀行とまで称されたあのトヨタが…

どのセクターの企業も大変だと思いますが、製造業に携わるものとして
製造業って大変だなあと思います。

株式や買収といった利ざやをかせぐ場合と違って
製造業は無からモノを作っていかないといけない!

そのためには資材・原料を発注して、人を手配して、
製品を作って、倉庫に保管して…その間、結構経費がかかり、
在庫の資材・原料や製品があると、その分、資金が回転しません。

それだけならいいのですが、商品開発なんて、失敗しては廃棄する作業の
連続から、ある日ようやくメドがつくこともしばしば!

大手の電機メーカーや化学品メーカーなどはいつ陽の目を見るか?
分からない一見ムダのように見える基礎研究や応用研究の
ストック、積み重ねがあって動いている部分もあると思います。

モノを仕入れて、利ざやを乗せて、売るという単純なことでは済まない、
見えない経費が製造業には大なり小なりあると思います。

だからメーカーにとっては存続のために、すぐには役に立たない、
一見ムダなように思える技術やノウハウの研究・蓄積のためには
内部留保はいくらあっても足りないくらいだと思います。

それを外資ファンドや投資家は内部留保が多いとか、少しでも儲かったら
配当に回せ!とか言われるが、言われるがままに対応していると、
企業の存続が危ぶまれるように思います。

実情は分かりませんが、トヨタももしかして、利益確保に傾注しすぎて
モノづくりにかけるコストやチェックにかける経費をおろそかにしたツケが
回ってきたのかなあ…

確かにムダを徹底的に省いて、コスト管理をすることは正しいと思います。

でもモノ作りについては、じっくり経費も時間もかけて地道に
すぐにはお金にならないムダを生かすように育てるゆとり=ムダが
あってもいいと思います。

あえて呼ぶなら、潤滑油的なムダ=製造業におけるあそびを
大事にしていかないと、ギリギリまで絞られてしまうと、却って
今回のトヨタのような大きな損害に発展するのかもしれません(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-02-24 23:59 | ビジネス