攝津峡温泉かじか荘営業停止

高槻の摂津峡といえば、関西有数の花見の名所。

国道171号線から南平台を抜けて摂津峡の
入り口に向かおうと道なりに進むと、なぜか
正面玄関に入ってしまうのが湯元旅館 かじか荘!

この誘導は集客のために…と噂もあったくらい(苦笑)
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そのかじか荘、実は今年の2月18日に廃業。

つい、最近知って驚いているところ!
 
たぶん、このブログを日々見ておられるメンバー数名と
勉強会と称して、風呂に入って、鍋をつついた記憶があります。
 
個人的には、風呂はよかったと思いますが、料理はあまり感動しなかった記憶が…

宿泊客よりも日帰り温泉客対象を考えれば、風呂と料理は生命線。
 
普通なら、みんな有馬温泉に行っちゃうはず!

有馬に比べれば、高槻駅から近いという地の利を生かして、
徹底的に料理で差別化すべきところを中途半端に
怠っていたことに大きな原因があるように…

ごく一般的な懐石料理や鍋料理じゃ話にならない。

湯布院のように、ここにしかないという料理を日々考え出さないと、
宿泊客どころか日帰り客さえ呼び込むことはできない。

それと後継者不足も大きな原因。

冬籠、夏籠の田辺屋も冬籠の本家である藤家公春のお店といった
歴史があって、由緒正しいとされていた所が高槻で相次いで廃業。

かじか荘も含め、いずれも後継者を育てることができなかったと噂にも聞く。

京大農場も移転、高槻の古きよき時代が音を立てて崩れていくような気持ちも…

伝統を生かしつつ、伝統にあぐらをかくことなく、日々新しい商品、新しいサービス、
新しい営業スタイルにチャレンジし続けないと、ますます淘汰される時代になってきた。

変革には時間もエネルギーも費やす!

それでもやはり、前を向いて、信じる道への歩みを進めるしか処方箋はないように思う(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-04-30 21:51 | 地元高槻/茨木ネタ