口蹄疫問題への処方箋

宮崎県での家畜の口蹄疫問題は日々深刻さを増している。

疑いのある例を含めて被害は80余りの農場で発生し、
処分が必要な牛や豚は8万頭を超える勢いだとか…

最初の疑い例が4月9日に農家から県に報告が入り、
県の確認が10日以上かかる間に感染が蔓延したとも
報道されている。

口蹄疫の封じ込めに全力を…日本経済新聞5月15日
 
今回の問題にあたって、まず疑問なのがなぜ宮崎県だけで発生しているのか?

昨年の新型インフルエンザで神戸だけがクローズアップされたことは記憶に新しい。

その話は別の機会に譲るとして、口蹄疫や今後予想される鳥インフルエンザに
対して、いくつかの提言を素人ながらさせていただきたい。
 
まずは小さな発生段階で押さえる施策を制度化すること。
 
小さなな疑い例を報告した農家や事業者には、処分や風評による被害を
迅速に適正に補償する制度を創設していただきたい。
 
何事も発生の初期段階であれば原因追求も容易いかもしれないが、
雪だるま式に大きくなっていくと原因が掴みにくいと同時に
被害金額も甚大なものになってしまう。 
 
目先の小さな金額の補償で被害を最小限に食い止めることは
発生の初期段階ではどうしても見過ごされてしまう可能性が高い。
 
思い切って疑わしきは処分して、補償してしまうことを制度化してしまう。
 
そうすれば担当者も判断の迷うことなく、すばやい行動が取れる。

問題が小さな段階であればあるほど原因も追究しやすいはず!

新型インフルエンザ問題も結局のところ、原因はうやむや…のど元過ぎれば何とやら(苦笑)

2番目は安心安全対策への助成金創設と安心ビジネス創造による雇用創出
 
また、口蹄疫や鳥インフルエンザも含め、中小の食品事業者で
経営的体力の少ないところには、被害リスク低減のレバレッジ効果を
勘案して、思い切って助成金を出すべきではなかろうか。
 
安心・安全に関連する事業によって雇用を創出し、対策を講じない場合に
被害が甚大化することによる経済的損失(いわば事後投入による税金の無駄遣い)を
前向きな安全対策と事業&雇用創出に充当する政策を農水省あたりが
積極的に行ってほしいと感じている。
 
食の安全・安心や品質では世界をリードしている日本が更なる進化を遂げ、
その仕組みと関連産業を構築すれば、やがてBRICSなどの新興国へも
ビジネスとして働きかけることもできると思うのだが…(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-05-15 15:50 | 食の安全&表示