食べること、やめました?

こんな本があります。

「食べること、やめました」-1日青汁1杯だけで元気に13年
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21歳で余命5年程度といわれる難病 脊髄小脳変性症に罹った
森 美智代さんが少しずつ断食を始め、難病を克服したお話。

タイトルにあるように最後には1日に1度150gの野菜から作った
ジュースとスピレン、エビオス、ビタミンCのサプリメントのみという、
総カロリー数100kcalに満たない食事量で元気に生活を
送っておられるから驚きです!
 
従来の栄養学的には考えられない話なのですが…
 
ただしこの青汁は通販の粉末ものでは生の野菜に含まれる
酵素がないので、その点はお間違いなく…案外見落としがちなことです!
 
その秘密は森さんの腸内細菌にあるとか… 
 
森さんの腸内細菌の組成は牛と同じで、青汁からカラダが必要な栄養素を
腸内細菌がつくって森さんの体に提供しているらしいこと。
 
人間では便となって体外に排出される食物繊維も腸内細菌で分解し、
アミノ酸や脂質などの栄養素に変えてしまうのです。
 
草食動物の牛や馬もあの立派な身体になるのですから分からないこともありませんが…
 
森さんみたいな方はごく一部であり、相当な訓練の期間と持って生まれた体質とが
うまくかみ合わさった結果で、すべての人に…という訳には行かないと思います。
 
ただ、ここから考えれることは、これから予想される食糧難にとって、
飽食の時代における我々の行動が正しいのか…
 
カロリーベースの自給率が果たして正しいのかということ。
 
メタボリック症候群の問題も昔から考えると過食、脂肪の過剰摂取にかなりの原因があります。
 
過食によってインシュリン分泌を行うすい臓への負担から起こる糖尿病もその一例。
 
肉食中心の欧米食ではなく菜食・魚中心の和食でも身体を慣らしていけば
身体に必要な栄養素を摂取することができるようになると思います。
 
人間は手っ取り早く家畜の肉を摂取することで、たんぱく質を取り入れ、筋肉をつけることに
成功したように思いますが、その分自分の体内でアミノ酸からたんぱく質を生成する能力が
退化したのかもしれません。
 
特に肉食という食文化のなかった日本人の身体にとっては、欧米型食事は
身体に大きな負担をかけているのかもしれません。
 
1日あたりの摂取カロリーの見直しを進めれば、食糧自給率の問題にしても
かなり改善できるのではと考えます。
 
食事バランスガイド、必要摂取カロリーを日本人の身体のメカニズムを考え、
ゼロベースで考え直せば、食に関する様々な問題の解決への処方箋になるのでは…(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-08-22 10:14 | 食育&地産地消