モノづくりを大切にしない国は滅びる!

急激な円高は日本経済、特に製造業を直撃している。

最終組み立て工場は海外に持っていっても、最後の心臓部
部品まで海外への移転が加速的に高まってくる…

何もかも海外へ移転…

少子高齢化の進展で日本の市場が縮小するのは避けられないのは
誰もが知っている疑いのない現実。

海外市場に活路を求めるのも時代の流れ。

あらゆる産業で、ますます海外売上の比率は高まる一方。
 
それでも何もかも海外へ移転したら、日本の中はからっぽ!
 
いわば、日本全体が過疎化するのと同じ。

人も産業も雇用も全てなくなる。

日本は資源のない国、モノづくりの技術が流出し、生産拠点も
海外移転してしまえば、何も残らない。

確かに海外市場向けの製品を海外で生産できれば競争力は高まる。

ところが現地の政治体制が急変すれば、灰燼に帰すこともある。

人件費で旨みのあった、世界の工場 中国の風向きもおかしい。

モノづくりは金融商品と違って、あらゆる面で開発に時間と人材の
投資が必要で、その果実がはじめて商品となるのである。
 
ただモノマネで作る場合の製品原価=原材料+加工経費であるが、
実際には製品原価=開発経費+原材料+加工経費となるはず。

開発経費の大半は直接は結実しないことが多く、時にはドブに
資金を放るような結果になることもしばしば…

その過程の中で、きらりと光るわずかなところが製品化に結びつく。

まさに、川さらいをして砂金を探すが如く…

デフレの進展、円高の進展で販売価格が下落、売上が減少しつづけると
利益どころか開発経費も生み出すこともできなくなる。

デフレで価格の下落はある意味、生活コストは安くつくが、知らず知らずのうちに
自分の身の回りの経済環境の体力を奪っていく、恐ろしい病気のようなもの…

こんなことを考えると、円高、デフレの放置はメタボの放置と同じではなかろうか?

暑い夏の週末、民主党の2大巨頭が権力争いをしているその間にも、
円高、デフレ、雇用の喪失が順番に日本人の尊厳まで破壊する
合併症へと進行しているかもしれないのに…(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-09-04 22:27 | 社会問題