穴を開ける

メーカーにとってもっともやってはいけないこと!

それはラインを止めること!

これを一般的に“工程に穴を開ける”といいます。

今は昔、30代のはじめ、年間60億円のラインに関わる
業務管理の責任者を仰せつかっていました。

忘れもしません!生涯たった1度、工程に穴を開けてしまったこと!

もう、眼から火花が出ました(苦笑)

ラインにモノが流れず、生産ラインのスタッフが手もちぶささにしていることに
気づいたのは後の祭り。

業務管理は営業からの受注をまとめ、また規格品の在庫生産等、
ラインの生産管理にいわば、メシの種である情報を渡す要。
 
営業が情報を出してこない、ラインの生産管理がもっと気をつければいい!

そんなことは言い訳にすぎません。
 
在庫の過剰生産も罪悪ですが、かといって生産ラインを止めると
ラインスタッフの人件費や工場経費の固定費が出ないのです。

それもたった少しの部品や資材が間に合わなかったら…

機械で言うところのビス1本、食品で言えば、原材料や包装資材、ラベル…

たぶん、実際に生産ラインに少しでも関係したことのある人にとっては
ラインを止める、待っていた資材が到着せず、時間をムダにするということは
その分、札束をドブにはめるに等しい行為です。 

ライン担当者にとって、またライン管理に携わる者にとって
外部要因のケアレスミスで工程に支障をきたした時の
くやしさって、結構大きいもので、立ち直りにも時間がかかります。
 
このちょっとした感覚が理解できない、100万回申し上げても
同じ過ちを繰り返される方がたまに世の中に存在されるようです。

おそらく、眼から火花が飛び散る思いをされたことがないのでは…

まあ、何とかなるさ!ぐらいの考えかも…
 
まあ、何とかなっているのは、陰でその分、誰かが必死になってカバーしているからなのです。

全ての事象には多くの方々が関係しているので、自分だけがどうでもいいなんてことは通用しません。
 
それが理解できなきゃ、200万回申し上げても無理って…(笑)
 
何かにつけ、誰かが何とかやってくれる!

こんなノー天気病のウイルスが少し蔓延しかけてきた感がある今日このごろです(ペコリ) 
by mitsuketai | 2010-10-07 23:58 | 教え