2010年 10月 15日
歌を忘れたカナリア、勤勉さを忘れた日本人!
最近、世間を見ていると、そんなフレーズがピッタリくるような感じがします。
日本の経済が低迷している理由は様々な要因があると思います。
しかしながら、一番の原因は我々日本人の意識の変化にあるのでは…
オレオレ詐欺ならぬオレオレ主義の蔓延。
ともかく自分のことしか考えない人の割合が増えていっているのは事実。
自分が得することには首を突っ込んでくるのに、人のお世話はしない。
自分のしていることを棚に上げて、人に責任を押し付ける。
うわべの言葉でいくら美辞麗句を並べてもどうしてもボロが出てしまいます。
朴訥していても誠意ある人の行動にはつい感銘してしまいます。
日本のGDPが中国に抜かれて多くの日本人が悔しがっていますが、
今までGDPが世界第2位と経済大国であった実績は戦後世代の
先人が勤勉さをもって積み上げてきたジャパンミラクルの実績なのです。
今の世の中の有り様はいわば出来の悪いボンボンが苦労して築きあげた
先代創業者の遺産を食いつぶしているようなものです。
やれ海外旅行だの、やれグルメだのと柄にもなく高級ワインを
飲み干している余裕なんて、資源のない日本ではそもそも
おかしいのです。
そんなことをするのは、アラブの王族みたいな身分の人のすることです。
資源のない国は質実剛健、知恵と創意工夫、相互扶助で
乗り切っていくしかそもそも道はないはず。
今回のチリの救出劇は世界に感動を与えましたが、全員が
我先に救出を争ったのではなく、全員が一番最後まで残ると
最後の順番を争ったところがスゴイと思います。
太平洋戦争末期、特攻隊で戦禍に散った若者たちは
祖国もさることながら、愛する家族や恋人を守るために
尊い命をささげたのです。
戦前戦後、高潔な日本人の精神性の高さと勤勉さが
これまでの日本を支えてきたのであって、今ふわふわと
遊んでいる人間には繁栄を享受する権利はありません。
アメリカも中国もこの日本人の精神性が手ごわいのです。
だから何かと理由をつけ、特に教育を破壊してくるのです。
もし、日本が復活するとしたら、日本人がそれぞれ自分の立場において
勤勉さ、高潔さ、思いやりの心、そして天地人に対する感謝の心を
取り戻すことだと思いませんか!
ずるい、こすいやり方は策士、策におぼれるようなものですね(ペコリ)