必死さが足りん!

開口一番、必死さが足りん!

いや、老若男女問わず、必死に事に当たっている人と間逆の人の格差が大きい!

これは最近、自分自身が公私にわたって身にしみて感じること。

きちんとした手配書を送っても、手配を忘れている事務のお姉ちゃん。

どこにあるの?と商品をたずねても、お客をぞんざいに扱う大手スーパーの店長。

窓口にかけても、たらい回しして電話代をムダに費消させるカード会社のCS担当者。
 
ネットで調べた資料を示しても、まともに乗車券が発行できないJR西日本の駅員。

電車の到着時間を聞いても頓珍感な答えしか出てこない、ホームの駅員。

忙しいのに、ムダ話をして、みどりの窓口を開けない助役。

明らかなクレームに対して、ハナ金と言って、金曜夕方の緊急事項を
取り合わない、大手メ資材ーカーの品質担当者。

患者の質問にまともに答えず、ひたすた金儲け道を突っ走っている悪徳医療従事者。

人の恩を仇で返すヤツ。

大学生の就職率が悪い、就職ができない若者がいる一方で、
ええかげんな仕事で給料をもらっている人間の多いこと、多いこと。

ひと昔前の世代からは考えれないと思いますが、最近ますます
増えているのは事実です。

良識ある皆さんなら、最近おかしいぞ!と思っておられる方も多いのでは…

いっそのこと、正社員の入れ替え戦、敗者復活戦ってあってもいいのでは…
 
仕事ってそんなもんなのでしょうか?イヤだったら辞めたらいいのに…

6、7年ほど前こんなことがありました。

営業が苦労して大手流通の仕事を受注してきた時のこと。

委託先にも営業から、あらかじめ原料、資材の準備を打診していたとか。

ところがいざ!という時になって、資材が足らない、入らない、しかも金曜日の夕方。

これは委託先の怠慢が原因でした。

商品開発を担当していた関係で、委託先は何もしないので、
やむなく委託先を通り越して、資材メーカーに緊急対応。

時間が時間だけに…

やむなくそこの部長さんの携帯へお願い、いや何とかしてくれ!できない!のやりあい。

仕事を終えて、一杯やっていて気分のいいところに、そんな僕の電話!

そりゃ、誰でも腹立つのは当然。

しかも聞いてくれないのなら、貴社の社長と掛け合うと…そこまでやる僕も僕(苦笑)

何せ相手は一部上場企業の部長、その上の社長に掛け合うなんて…

相手の部長もカチン!そこまでお前が言うのなら、土曜日に出荷してやろう!

そんなけんか腰でやりとりしながら見事に手配していただきました。

もはや執念でした。せっかく営業がとってきた受注をこんなことで無にする訳にはいかん。

そこまで執念を燃やさず、まあ仕方がない!とあっさり意に介さない方が
生き方としては利口だったかもしれません。

現にそんなずるい人間が平然と、胃も痛めず、カリカリして血圧も上がらず、憎まれず…(苦笑)

まあ、性格だから仕方がないのかも…

無論、すぐに自分のポケットマネーで焼酎をお礼とお詫びを込めて送りました。

お礼の電話で、「あんたが必死だったし、社長まで言われたらな…」笑いながら許していただきました。

そして、「いつでも無理を言っておいで」焼酎の効き目ってあるんですね。

後で分かったことはこの部長は労働組合の委員長もされていた時期もあり、
大手食品メーカーの役員からも、この部長でないと仕事は出さないという有名な方。

そんなことはつゆとも知らず…(汗)

その後、トップに同行して、工場見学した際にも、この時のことや
ポケットマネーで焼酎を送ってくれたことを見抜いていて言ってくれました。

ところが、当然誉めてもらってもいいと思う方々からは何もなし!

分かってくれる人には分かってもらえるのになあ…

時に厳しいけれど、時にはホロっとさせてくれる粋な計らい。

これがないと、人はついてきません。

ところがそんな方って、失礼ながら、今や絶滅危惧種みたいな生息数。

もっともそんな方がいらっしゃっても、皆が必死にならないと…

ふと見回してみると、やっぱり必死さが足りん(ペコリ)
by mitsuketai | 2010-11-05 21:57 | ビジネス