プログラム学習とiPad活用

プログラム学習とは何か…

教育目標の到達に向かって学習者に解かせる問題を段階的に配置して(プログラムして)
提示する教材を用いた学習のことである。

ティーチングマシンとは、プログラム学習教材を装備する機械仕掛けの装置を指し、
学習者が答えを記入する前に正解を見ないように制御したり、回答結果に応じて
次に違う問題を与えるなどの分岐を行ったりするために用いられた。

これが、コンピュータ化されることでCAI(コンピューター支援教育)の原型となった。

1953年11月11日 アメリカの行動心理学者 スキナーは小学校4年生の末娘が
受けていた算数の授業参観でこんなことがきっかけで開発した学習方法。

延々と続く教師の説明とそれをただ受け身的に聞いているだけの娘の姿に唖然とした!
 
今、多くの人が感じているのが子供の学力差の拡大。
 
そこに画一的な教育スタイルだけではどんどん落ちこぼれを増大させるだけであり、
教員の対応にも時間的、能力的限界あることも否めない。
 
子供にとって解ける喜びから派生する知的好奇心を奪い、失望感を増殖させるだけである。
 
プログラム学習を教育現場で導入できたらいいなあ…と思っていたが、
コンピューターを使った大掛かりなティーチングマシンなんて全国の教育現場への
導入なんてとても無理だと感じていた。

そんな時に、武雄の樋渡市長のiPad公開授業のブログ記事を拝見してピンと感じた!
 
iPadを使ったプログラム学習ってどうだろうか…

ちなみにプログラム学習にはこんな原理がある。

積極的反応の原理…学習者がどの程度理解したかは、問題に答えさせて判断する。
             外に出してみることで初めて学習の程度が判明することが大事。

即時確認の原理…学習者の反応の正否をすぐ知らせる。学習者は、自分の反応が
            正しかったかどうかを知った上で、次の反応を要求できるようにする。

スモールステップの原理…学習者がなるべく失敗しないように、学習のステップを細かく設定する。
                失敗をするとそれが定着する危険性があるので避けるようにする。

自己ペースの原理…学習者個々が自分のペースで学習を進められるようにする。
             適当なスピードは学習者それぞれによって異なると考えなければならない。

学習者検証の原理…プログラムの良し悪しは、専門家が判断するのではなく、
             実際に学習が成立したかどうかで判断する。
             そのためには、未学習の協力者に開発中のプログラムを試用してもらい、
             必要に応じて改善すべきである


従来の画一的教育方法ではできる子とできない子との学力の差は拡大する一方であり、
とりわけ基礎学力の段階で落ちこぼれると、将来の選択肢が狭まることは自明の理である。
 
携帯、ゲーム世代の子供たちにiPadとプログラム学習のコンテンツをリンクさせることで
習熟度別の対応ができて、学力水準の底上げを図ることはできないだろうか… 

何かと集中力が欠けるといわれる現代っ子にもゲーム感覚で知らず知らずのうちに
基礎学力を習得させ、学力差を解消し、全体の学力を向上させる。
 
iPadの配備とコンテンツの充実ができれば活用の範囲はぐっと広まる。
 
文部科学省でコンテンツ開発予算を計上すれば、教員の増員等よりも経費的にも
有効に、しかも効果が出やすいと思うのだが… 
 
教育の専門家からすれば論外かもしれないが(苦笑)、市民目線からすればなかなかの
発想じゃないかなあと思っている次第である(ペコリ)
 
引用・参考 熊本大学大学院 社会文化科学研究科 教授システム学専攻ホームページ
by mitsuketai | 2010-12-23 16:00 | 社会問題