競争の正義の話をしよう!

価格競争は正義か悪なのか…

ハーバード白熱教室のサンデル教授ならどんな講義をされるだろうか…(苦笑)
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確かに価格競争は、消費者にとっては同じ価値の品物を安く買える!
 
価格競争=消費者利益の拡大という側面からは正義といえるかもしれない。

また、人件費の高い先進国から人件費の安い発展途上国に
労働移転が進むことで途上国の雇用につながり、途上国の所得が
上がるという側面からは正義といえるかもしれない。
 
安い加工賃を求めて、各地を転々とするあまり、過酷な労働条件が
さらに過酷さを増すかもしれない。

設備を更新できないばかりに、大きな事故が発生するかもしれない。
 
利益が圧迫されて、研究開発費用の捻出もできず、新しい商品を
創造、開発することもできない。

そして何より価格競争に追い込まれて、利益、売上とも圧迫されることで
廃業や倒産することで多くの雇用が失われるかもしれない。
 
雇用が失われるということは、税収が減り、失業給付が増大することである。

こういう側面から考えてみると、価格競争=正義ではないという帰結にもなる。

談合と地域経済のことが問題になることがある。
 
談合は競争入札妨害、公正な取引阻害という側面では悪である。
 
ところが順番に受注することで、共存共栄しながら何とかやっていける側面では正義かもしれない。

別に、談合を賛美しようとするものでもない!
 
功利主義や道徳律だけでは、判定できない問題が世の中にはたくさんある。
 
時代の流れによって、ある時は悪であり、ある時は正義であることもある。 
 
多数決が常に正しいとは限らない!
 
だからこそ、自分の行動規範の拠って立つ考えの軸を持たなければならない!
 
そして、誰が何と言おうと、あっちこっちへブレてはいけない! 
 
自分自身が漂流してしまっても誰も助けてはくれない(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-01-10 20:07 | ビジネス