味覚の先制パンチ?

噛めば噛むほど味わいが出てくる…

和食は本来、繊細な味わいが特徴。

おいしい米はおにぎりにして食べると
噛めば噛むほど甘味も出てくる。
 
日本人の繊細な舌が作り上げてきた食文化が
メイド・イン・ジャパンの品質を育て、今や
世界の羨望のまなざしとなっている。
 
ところが我々日本人の舌というか嗜好というか、
最初からはっきりした味わいや香りを感じないと
美味しくないという傾向が顕著になってきている。

僕は勝手に“味覚の先制パンチ”と読んでいる。
 
元来、味わいは五味という色々な味わいがそれぞれ
山を形成していて、その山の高さの高低とバランスを
味覚として感じることにある。
 
何でも味の素をかけてしまうと美味しいという人もいらっしゃる。

グルタミンソーダ、アミノ酸で五味の味わいの微妙な山の
とげとげしい部分をオブラートで包むかのような感じで
舌をごまかしていて、アミノ酸の旨さ=美味しさと錯覚しているにすぎない。

今や、甘味も酸味も香りも想像のつかない物質を使って
作り上げた食品の方がおいしいと評価される時代。

逆に本物志向で考えた食品の方が頼りない、変な味がする等…

果たして味覚の先制パンチを了としてもよいのだろうか…

ほとほと何が常識で、何が本物なのか、悩まされる時代でもある。

そしてつくづく味覚教育の重要性を考えさせられる時代になってきた…(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-02-07 21:18 | 食育&地産地消