思いつきと企画は違う!

アイデアや思いつき、これを企画と錯覚されていることが多い。

かくいう僕もこのブログで思いつきの類を書いていることも多い(苦笑)

ところがプロとしてお金をいただている場合はその限りではない。

企画というのはアイデアから形にするまでの一連の活動をいう。

営業企画や商品企画といえば、華やかなことを想像されることも多い。

ところが一定のデザインやサンプルができても、これで全て終わりじゃない。

まあ、そこまで至らずとも“企画している気分”を満喫されていることもあるが…

思いつきを形にするにはどちらかと言えば、泥臭い、面倒くさい作業の連続。

人に頭を下げて、時には苦労して作り上げたサンプルを事もなげに文句を言われたり…(笑)

サンプルはできてもラインに乗せるには何回も手直しがあったり、原料、資材の安定調達から
工程の手配や関係者への段取りなどなど、正直申し上げて面倒くさいことばかり…

紙に書いたアイデアの走り書きや抽象的なイメージだけではなかなか…

ちょっとしたアイデアやラベル、パッケージのいじくり程度は商品企画じゃない!

またモノは出来ても規格書や契約書の細部の詰めなど…

大きな企業ならばチームは組めるが、中小メーカーでは1から全てを
実質ひとりでこなしている仲間もたくさんいるのが現状。
 
まあ、依頼の仕方ややりとりを見れば、自ずと企画に対する理解度は分かる。
 
ただ、難儀なのは企画の何たるかを理解せずに、横車を押すような依頼。

今年になってからはそういう依頼のスタンスが見えた段階で
僕自身はタッチせず、お断りすることにしているが…

仲間うちの同業者も同じ意見で、無理な注文は断る動きが多いと聞く。

以前のように、モノをOEMでおいそれを作ってくれるところは少なくなっていることは
そこそこの規模のメーカーの開発担当者からもここ半年よく聞くことである。

右肩上がりの時代とは違い、どこでもモノを作ってくれる時代は終わりつつある。

価格だけ叩かれて、何も分からない企画担当者からの仕事で、
おいしい部分だけ持っていかれることは割りに合わないからである。

そもそも肉体にも頭にも汗をかかず、儲けようとすることが不遜なのである。
 
依頼主も依頼されるメーカーもお互いが選別し、選別される時代に…
 
そういう流れを理解できず行動できなければついていけない、大変な時代になってきた感がある(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-03-28 21:49 | ウラを読み解く?