赤毛のなっちゃん!

赤毛のなっちゃん
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昨年53歳で死去した元宝塚歌劇団トップスター・大浦みずき(本名・阪田なつめ)さんの
お姉さん内藤啓子さんが書いた、大浦みずきの生涯を綴った物語。

なっちゃんは大浦みずきさんの本名、なつめに由来する。

お父さんは童謡“サッちゃん”の作詞家で芥川賞作家の阪田寛夫さん。

“なつめ”や芸名大浦みずきの命名はお父さんの友人で芥川作家の庄野潤三さん。

幼少の頃、ご近所に住んでおられたのが文化勲章も受賞された作家、阿川弘之さん。

ということで、阿川佐和子さんと3人で遊んだ幼少時代から
宝塚入団、トップスターに登りつめ、退団後女優として
活躍の絶頂期に病魔に襲われる妹に献身的に尽くされたことなど…

マイペースのお父さんの入院、お母さんの介護と並行しながら…

これはノンフィクションだけれど、まさに事実は小説よりも奇なり!

なぜか大浦みずきさんの二番手時代からトップまでの公演は
ほぼ観劇していたので、読んでいても追体験しながらのリアル感もあり、
はたまた介護の問題は思わずうなづきながら読んだ

宝塚時代、下級生からも上級生からも慕われる存在であった
彼女がいかにして育ってきたかという観点からも面白く、ためになる。

宝塚に興味のない方も、ひとりの女性を姉として支えてきた
物語として考えていただくと、実に読み応えのある作品である(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-05-11 23:58 | おススメ本