平成の農地改革

東日本大震災で農地が相当な被害を受けている。 

一方で農家の高齢化等で耕作放棄地が増えている。

ソフトバンクの孫社長が耕作放棄地に太陽パネルを
設置する電田構想を表明されているが農地法や
農地の所有者との利害調整が障害となっているとか…

耕作放棄地であるにも関わらず、それを有効利用しようとしたら
その途端、権利だの、利害だのといったことが出てくる。

原発問題で、環境に優しいグリーンエネルギーによる
電力不足解消を目指しているにも関わらず… 

こういった場合、憲法29条の公共の福祉のために
正当な補償を持って収用できないものだろうか…

電田構想以外にも、津波で浸水した農地を国で買い取り、
その資金で収用した耕作放棄地で農業を新たに農業に
従事してもらって、明日への希望につなげてもらうとか…

そもそも、戦後の農地改革は小作農に自作農として
農業を担わせることで、生産意欲を持って食糧増産に
資することが主眼であったはず。

その後、その田畑を宅地化して利益をあげた者もいる。

それ自体、農地改革の主旨を外れ、濡れ手に粟ではなかろうか…

戦前の地主=不労所得、小作農=搾取みたいな構図に
思われているが、十把ひとからげに捉えていること自体おかしい。

うちの祖父は戦前、故郷香川県に1町歩の田畑を持っていたほか
屋島のケーブル下にも広い水田を持っていた。

裸一貫で四国から出てきて事業を起こし、余生は故郷で
果樹園をして暮らすために汗水たらして稼いだ資金で
農地を取得していた。

屋島の水田は出征兵士の小作農であったので年貢は一切徴収せず、
最後は戦死した遺族にタダで与えてしまったくらい!

全て地主が悪徳地主ではなく、心ある慈悲深い地主もたくさんいたのである。

こんな状態でも、不在地主とされ、文句ひとつ言えず、収用されたのである。

しかも、最高裁の判例で、当時の取得費用に比べればすずめの涙のような
補償は正当な補償とされているのである。

ならば、耕作放棄地は耕作を放棄しているのだから、同じような正当な
補償をもって収用し、太陽光発電や被災農家の救済といった公共の福祉に
活用されても少しもおかしくないのではなかろうか…(ペコリ)
by mitsuketai | 2011-06-02 23:59 | 社会問題