2011年 07月 04日
しがらき餅
その説明を書く際に、色々と調べておりますと…
こんな記事を見つけました!
「砂ぁ糖ぉ~え、しがらき~、わらびも~ち」と、長く節をつけて
売り歩く信楽餅屋は夏の大阪の風物だった。
大阪人でありながら、信楽餅なんて知りませんでした。
わらび餅なら分かりますが…
やはり、気になりますね!
そこで信楽餅=しがらき餅について整理してみると…
道明寺粉を白い布の袋に入れて茹でたもので、
その棒状の餅を糸で輪切りにして胡麻入り砂糖・
豆の粉・わらび粉などにまぶして食べる和菓子。
その切り口が信楽焼の肌に似ている事から「しがらき餅」と言われるらしい。
※引用、参照
上方落語メモホームページ 第7集 鬼あざみ
信楽陶芸作家協会ホームページ
説明だけでは分からない…そうですよね(笑)
実物の画像はこちらのfoodish“雑”食記さんからどうぞ!
ところで昨日の白玉が白玉粉に対して、信楽餅は道明寺粉。
ここで道明寺粉について説明申し上げたいと思います。
まずは簡単にイメージから…
もち米を蒸して乾燥させたもので、主に関西で桜餅作るときに利用されています。
これである程度、イメージ的にご理解いただけると思います。
水洗いしたもち米を水に漬け、蒸した後乾燥させた保存食、糒(ほしい)というものがあります。
その糒(ほしい)を適当な粒に粗挽きしたものが道明寺粉。
大阪の藤井寺市にある道明寺というお寺で最初に作られたことからこの名前がつけられています。
※引用・参照 山口屋穀粉ホームページ
前回の白玉粉は観心寺、今回の道明寺粉は道明寺
いずれも南大阪、南河内の地域です。
さらに南に進めば、吉野葛で有名な吉野地方…
和菓子材料がこの付近に集積しているのは偶然なのでしょうか…(ペコリ)