ブリコラージュという発想へ!

最近、これはいいなあ!と思う本でしばしば出てくる言葉が“ブリコラージュ”

たぶん、“ブリコラージュ”という言葉はそのうちに重要なキーワードになるような気がしてならない。

“ブリコラージュ”は元来、「繕う」「ごまかす」を意味するフランス語の動詞 "bricoler" に由来して
身近にあるものを寄せ集めて何か創る、自分で修繕するといったことから“器用仕事”と
訳されることが多い。

隣の芝生は青い、何か新しいものを開発しないといけない、新しい顧客を開拓しないといけない…

ついつい閉塞感漂う、現代社会の中では新しいことに活路を見い出したくなることもある。

時には創造的破壊みたいな過激なことや革命的なことに関心が向かいつつあることもある。

こんな時に耳触りのいい、ふわふわとした実体が見えない存在に希望を託してしまう可能性もある。

ところが、一方で今まで歩んできた風景や道端に“磨けば光る原石”が落ちていることもある。

ビジネスで考えれば、今ある商品、既存の市場や既存の顧客の中に自分たちが気づかない
大きな成功へのヒントが隠れているかもしれない。

そこを改めて見直すことで、新製品開発や新市場開拓に匹敵することもあるかもしれない。

何より自分たちが歩んできた道のりだからこそ、他より一歩リードしていることもある!

その道のりを歩んできたからこそ、新しい風景に出会うこともある!

いつも申し上げているように、デジタル社会になって何事においても二者択一的切り捨て論が跋扈している。

二者択一的切り捨て論一辺倒では、何か宝物や有用なモノが失われるような気がしてならない。

それぞれにメリットもデメリットもある、それぞれの良さを引き出し、弱点を克服する…
そんな考え方を見直してみるのも必要ではなかろうか?

イノベーションと言えば、今まで全く存在しなかったモノというイメージが先行しがちであるが、
実際のところ、それまでの蓄積されたアイデアや素材を発想と組み合わせと活用方法を
再構築することから得られることも現実に多いと聞く。

これこそ、ある意味、“ブリコラージュ”という考え方に相通じることもあるのでは…

それはとりもなおさず、身の回りに今あるものを大切にすることにもつながる。

そろそろ浪費中心主義、成長ありき路線から均衡のとれた着地点を
“ブリコラージュ”という考え方にシフトしていくべき時代に入ってきたように思う(ペコリ)
by mitsuketai | 2012-08-06 19:04 | ウラを読み解く?