2012年 08月 27日
タルクとベビーパウダー…中皮腫は大丈夫?
NHKオンラインのサイトから情報を一部抜粋すると…
産婦人科の診療所で働いていた准看護師の女性が、がんの一種、「中皮腫」になったのは、
手術用のゴム手袋を再利用するのに使っていた粉末にアスベストが含まれていたためだと訴え、
国から初めて労災の認定を受けていたことが分かりました。
この粉末がどうやら問題になっているようです。
その正体とは滑石(タルク)と呼ばれる鉱物の粉末!
そこでピンとひらめいたのが、ベビーパウダーってどうなの?
今はどうか分かりませんが、昔子供の頃、お風呂に入ったあと、
いわゆる天花粉というベビーパウダーを使っていた記憶が…
昭和30年代、40年代ではどこのご家庭でも、赤ちゃんのおむつ替えの時なんかに
頻繁に使われていたと思います。
実はそのベビーパウダーの主成分も滑石(タルク)と呼ばれる鉱物の粉末だったのです。
今は厚生労働省が、各メーカーに対し、アスベストが検出されないことを確認した滑石だけを
使用するように通達しているようですが、今回の事案では昭和61年まで産婦人科で従事していた
准看護婦の方が手術用のゴム手袋を再利用するのに使っていた粉末に労災が認められたのです。
その粉末とベビーパウダーが一概に同じとは言えませんが…
いつ頃までベビーパウダーにアスベストを含む滑石(タルク)が使われていたかははっきり知りませんが、
上の事案から考えると、昭和61年頃までは使われていたのか?と思ってしまいます。
問題は今回の准看護婦さんのように労災が認められずに、亡くなったり、被害に苦しんでいる人が
他におられないかということです。
印刷会社の胆管癌の場合もですが、もっと早くに因果関係が分かり、対策が打てなかったのか?ということです。
そして、今一度、今回の滑石(タルク)に関連して、さかのぼってベビーパウダーと中皮腫との関連は
なかったのか?きっちりと検証していただきたいものですね(ペコリ)