カンピロバクターによる食中毒に注意!

カンピロバクターってご存知ですか?

厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると… 

カンピロバクターは、家畜の流産あるいは腸炎原因菌として獣医学分野で注目されていた菌で、
ニワトリ、ウシ等の家きんや家畜をはじめ、ペット、野鳥、野生動物などあらゆる動物が保菌しています。

1970年代に下痢患者から本菌が検出され、ヒトに対する下痢原性が証明されましたが、
特に1978年に米国において飲料水を介して約2,000人が感染した事例が発生し、
世界的に注目されるようになりました。

カンピロバクターは17菌種6亜種3生物型(2005年現在)に分類されていますが、
ヒトの下痢症から分離される菌種はカンピロバクター・ジェジュニがその95~99%を占め、
その他カンピロバクター・コリなども下痢症に関与しています。

カンピロバクターは本菌に汚染された食品、飲料水の摂取や、動物との接触によってヒトに感染します。
100個程度と比較的少ない菌量を摂取することにより感染が成立することが知られています。


まあ簡潔に申し上げると、下痢、腹痛、発熱、悪心、嘔気、嘔吐、頭痛、悪寒、倦怠感などの症状を
引き起こす食中毒菌なのです。

食中毒といえば、最近ノロウイルスや0-157が話題になりますが、急増しているのがこのカンピロバクター!

最近、知り合いのお孫さんが罹患し、その症状を聞いた時に真っ先にピン!ときたのがこのカンピロバクター。

お孫さんが友人のお父さんに食事に誘ってもらい、そこで生の鶏レバーや鶏のささみの刺身を食べたのがその感染源。

今日お伺いしたところではすっかり快方に向かわれているとのことでホッとひと安心!

実は今から6年ほど前、食品表示の打合せで所管の保健所の担当官が食品衛生のプロだったので
カンピロバクターによる食中毒が急増する可能性を聞いていました。

最大の予防法はできる限り、あやしい生の鶏肉やレバーを食べるな!ということ(苦笑)

鶏肉料理のお店は資本が少なくても開業できるので一時期どっと増えました。

当然、そこには焼き鳥と並んで鶏肉のささみの刺身や鶏レバーもメニューとして出てきます。

鶏肉をさばいてから時間が経過したこれらの生の鶏肉商材は実にカンピロバクターに汚染されています。

先ほどの厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると…

2008年に発生したカンピロバクター食中毒のうち、原因食品として鶏肉が疑われるもの
(鶏レバーやささみなどの刺身、鶏のタタキ、鶏わさなどの半生製品、加熱不足の調理品など)が60件、
牛生レバーが疑われるものが11件認められています。


鶏肉を扱う業者は仕入れた生の鶏肉商材が売れ残ると、採算の理由と冷蔵庫を過信して
翌日も使い回しをしようとします。

ここに危険が潜んでいるのです。

不況で店が苦しくなれば、なるほどその危険性が高まるのです。

冷蔵庫の中でどんどんカンピロバクターが増殖するのです。

具体的な予防方法は先ほどの厚生労働省のカンピロバクター食中毒予防について(Q&A)によると
以下のようになります。

(1)食肉は十分に加熱調理(中心部を75℃以上で1分間以上加熱)を行うほか、
二次汚染防止のために
(2)食肉は他の食品と調理器具や容器を分けて処理や保存を行う、
(3)食肉を取り扱った後は手を洗ってから他の食品を取り扱う、
(4)食肉に触れた調理器具等は使用後洗浄・殺菌を行うことが重要です。


一番大事なことは怪しい店では、絶対に鶏肉の刺身や生レバーを食べるな!

死んでもいいから食べたいとおっしゃられる御仁はご自由にどうぞ(ペコリ)
by mitsuketai | 2012-10-15 17:56 | 食の安全&表示